1/18 母は痩せる想いで
ここで一句 雪堀りの 友は携帯 赤い糸
今朝のおかずは田舎から年末に送られてきた「ハタハタ」だ。別名「雷魚」とも言う。雪下ろしの雷が鳴る大荒れの秋田県海岸を中心に産卵に泳ぎ着くところを一網打尽にするとか。
料理する前に妻曰く。「母親なんてこのハタハタのようなものだね。子供(ブリッコ)を大きくするために自分の身はこんなにやせ細って・・。」聞いて納得、雌のお腹をよく見れば「ブリッコ」(ハタハタの卵)だけは何個あるのか分からないがとてつもなく大きい。ハタハタの価値はブリッコの大きさで決まるらしい。最近まで新潟県で入手できたのはほとんどお腹の小さな雄ばかりであった。
世の母はこのハタハタ(失礼)のように我が子を大きく育てるために我が身を削って生み、育て、そして大人にしているように見えて仕方なし。表彰したいくらいだ。