5/14 雲は流れて人生を考える
雲の高度が違うせいか下の雲は早く、しかもその形はみるみる変わっていった。筆者の目にはチンパンジーに見えた。すかさずシャッターを切る。チンパンジーに似ていないだろうか。目が分かれば幸いだ。しばし俗世間を離れ、自分を考えることに・・・。
ここは妙高市高床山森林公園の広場、駐車場に車は多くあるものの人影は無い。
子供の日はとっくに過ぎたのに歓迎のためか鯉のぼりが元気に泳いでいた。
消えた人たちはおそらく植物観察会へ出かけたことだろう。静かなこの場所は、年2回筆者が訪れる憩いの場である。誰もいなくて幸いであった。
園内のスイセンは初めて見る種類だ。ラッパではない。八重である。
さらに驚きは桜の時期はとうに過ぎたのにキャンプサイトにはこれまた初めて見るきれいに八重になった桜を発見す。
高床山への道中は曲がりくねって、ガードロープもレールも無い。脇見厳禁だ。が、藤が見頃、車を降りてカシャっと1枚撮影。五七五といきたいところだが、先を急ぐことに。
車窓からは妙高山や大毛無山(だろう)が違って見えておもしろい。妙高山には「跳ね馬」の雪形が見える(筈)。
園内の樹木はほとんどが桜であるが、よく見ると枝先が密生している部分のあることに気づく。その部分だけが枯れているのも多い。誰からか聞いた話だがこれらは樹木の病気であり、人間で言えばガンだとか。細胞が異常に増殖し、そこから枯れてくるのだとか。怖い話しである。
そういえばこの場所で数年前、飛ばした模型飛行機が樹上に乗っかってしまい1日中待ったことがあった。結局その日はあきらめ、翌日訪れるも飛行機は樹上にも広場にも無かった。手元に残ったのは送信機だけ、
こうして我が手元に何台の送信機が残ったことだろう。この送信機共有できないため、全て廃棄する羽目に・・・。