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8/9 古くて新しい話

 筆者が小学校5・6年生の頃のこと。体育館で全校児童を対象にした16ミリ白黒映画の上映会があった。確か原爆の記録映画の筈、広島か長崎かは定かでないがその悲惨さは子供心に深く刻み込まれ今でも鮮明に思い起こすことができる。
 広島の川を下る渡し船には川に飛び込んだ多くの被爆者が助けを求めて手を架けるも、船上の命拾いした人々の足蹴に遭い再び沈みゆく運命に、また、爆風で倒壊した屋根瓦を破って助けを求める大人たちのすざましい形相、時が経った今でも不謹慎な言葉だが「ヘド」が出そうに悪寒が走るのである。
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 忘れ去られようとする原爆投下後66年経った今、原発という親から生まれた放射能という落とし子に苦しめられる東日本の人々。コントロールできないこの原子の落とし子を二度と起こすことのないように永眠させる手だてはないものだろうか。今日は長崎原爆の日合掌
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 時を同じくして市民プラザでは「原爆と人間展」が開催されていた。長崎原爆被災の写真とその時の悲惨な状況が写真とコメントで描かれており、毎年の展示とはいえ、この夏は福島原発事故の余波もあり多くの市民の関心を集めていた。今更でもないが「No More HIROSIMA、No More NAGASAKI そして No More HUKUSIMA」である。
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by m-gamano | 2011-08-09 21:34 | 我が家のこと | Comments(0)

幸せ探して


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