12/30 残すところあと一日
年明けのあまりにも大きな災害と原発の事故で日本国中すっかり干からびたエイの背びれみたいに元気が出ない。「絆」という漢字が今年の漢字検定一文字の第一位に躍り出たのもうなずける話しだ。いろいろな所で当たり前が当たり前でなくなった卯年の締めくくりとなった。来年こそは辰年にあやかって日本も右肩上がりの登りの成長を祈りたい。
年末の雪はホワイトlクリスマスデー重なり、観光産業には恵みの使者となった。一方社会的弱者といえる高齢者や障害者そして子供たちにとって白い恋人は白い悪魔となって襲いかかった。高齢者一人住まいの方や高齢者のみの世帯にとって白く重たい雪は「無言の悪魔」に見えるとのこと。除雪支援に関する問い合わせもこの時期は多い。行政とのパイプ役である民生の仕事は、求める人々のニーズを聞きながら自助、共助、公助で身の安全を図ることのお手伝いに他ならない。
高齢者二人世帯から一挙に6人家族となった年末の我が家の雰囲気はがらりと変わる。
孫の世話で夜が明け、孫の世話で夜の帳(とばり)が下りる。昨日の屋根の雪下ろしの疲れも孫の笑顔で帳消しとなり、普段見ることのない妻の笑顔がこれまたサプライズだ。
普段は数足の数しかない我が家に狭き玄関には、大家族のような数の靴が並ぶ。今の子供たちは幸せにつつまれているのだろうか。筆者の幼少の頃の生活と重ね合わすことしばし・・であった。