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1/5 威力抜群の反射型ストーブ

前座の話 
TBS系BSNで2008年映画「おくりびとの3回目を見る。見る度に人間の生とその終末に捧げたくなる感謝の気持ち、そして故人の旅立ちのお世話をする所謂(いわゆる)「納棺師」の所作等々、感ずること多々あり。馬齢を重ねれば重ねるほどこの映画の奥深さを知る羽目に。身じろぎもせず凝視し続けた2時間であった。配役がまたベスト。20年くらい前だろうか、今回と同系映画で好演した山崎努出演の「お葬式」も良かった。大滝秀治、江戸家猫八、宮本信子などそうそうたるメンバーで、これまた異色編で楽しませてもらった。「坂の上の雲」に好演の本木雅弘も素晴らしくともすればお坊さんにだけに委ねがちな終末の儀式を「能管否納棺」という儀式を通して温かみのあるものにしていた。ふと自分の末期の有り様(ありよう)をシミュレーションしてみることも・・そろそろ必要かも。
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 畳み込むように保険会社から勧誘の電話、すでに医療保険には入っているので「何か?」と問えば、今度は脂肪否死亡保険ときた。入ってもらう保険がなくなったのか、最後の切り札の保険と見た。さすがに強引さはないが「いずれはご厄介になりますよっ。」との柔らかに女性の勧誘口調、下心は見え見え・・。「死に場所を探す像にまとわりつくハゲタカ」の風情とは言い過ぎだろうか。この保険高齢を手玉にとって200万円の死亡保険に月々の掛け金が13、000円を超える金額。人を食い物にするつもりかと・・・読者の皆さんは如何お思いでしょうか?返戻金はあるとは言うが・・。
この年になると保険がね・・・。」とは最近やたらと耳タコの保険会社のCMのフレーズ。厳しい年金暮らしにとって最後は姥捨て山詣でとなるか。

 さて、暗い話はさておき、表題に戻る。今年の冬も寒くなってきたが東日本大震災の被災地のことを考えれば罰があたる。急ごしらえの仮設住宅の室内は寒いことだろう。着の身着のままで避難された方々には本当にお気の毒の言葉しか出ない。せめて義捐金の少しでも送りたい・・・とは新年の想い。
 震災を経験し、電化生活がいかに不安で不便なものであるかを経験した人は被災者以外でもと多いと聞く。そこでブームになったのが電気の不要な反射型石油ストーブ。我が家でも年の瀬にやっと一台入手、お正月に重宝している。
 まず、お湯が早く沸くこと、停電でも煮炊きができ、それなりに温かいことである。お湯をどう使うか困るぐらいの速さで沸いてくれる。備えあれば憂いなし、とよく言われる。人間原始生活に戻る勇気も持たねば、なんでもありのこれからの時代を生き延びることはできないだろう。
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by m-gamano | 2012-01-05 09:37 | 我が家のこと | Comments(0)

幸せ探して


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