5/26 正直者がばかを見ない世の中を
昨日のあるTV局の特別番組から・・・
表題の内容では分からないがキーワード、「お笑い芸人、ナマホ、税金、生活困窮者」等々を記せばお分りだろうか。
お笑い芸人「河本準一氏の母親が相当の期間生活保護受けていた」という記事である。
この制度に筆者は詳しくはないが筆者も仕事柄かかわっておることであり、関心を持って見守ることにしていた。
憲法条文25条に「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する・・・/b>・・・・・」、と謳っている。生活が困窮し受給資格が生じた時、その恩恵に浴することができるとしてある。
当たり前のことであるが。その受給から停止までの経緯が道義上社会通念上おかしいという匿名の訴えや片山さつき国会議員の追及に河本氏が受給に対する考えの甘さを記者会見で述べたことで公になったようだ。
筆者もこの件についてはメディア報道を超えるものは持ち得ないがあるコメンテーター述べていた問題の核心三つに頷くことは多い。
①病気や高齢、身体障害等で働くにも働けない人 これらの人には純粋に受給の資格はあり、第一義的に優先順をあげてほしいも。
②働きたくとも職がなく、不本意ながら生活保護を受けざるを得ない若者 不景気、デフレ、職なしの世界で仕事を探す期間の駆け込み寺としての受給は是とするも、低い給料で働く より高額の生保を受けることに安住してはならない・・。
③いわゆる不正受給を手を貸し、勤労意欲の欠如と罪の意識のない人 悪質であり、詐欺まがいの手口で、長年不正に血税を懐にしていることに、表題にある「正直ものがばかを 見る」結末であってはならない。
問題は、芸も売れずその日暮らしの時代に母親に送ることのできなかった仕送りを受給資格の鍵とするも売れっ子になってからもその受給を継続してしてきた息子である本人に社会通念上許されざる行為が問われているということであろう。
世の中には往々にしてこのような事実は多いもの。「何であんなに羽振りがいいのに生活保護なの?」との声や「何であれだけ財産を持っているのに生活保護なの?」という声は枚挙に暇(いとま)がない。
指摘のように行政のチェックの甘さ、プライバシーの保護の壁、人手不足などザル法といわれても仕方のない制度や法律は身の回りになんとは多いことか。
お隣さんを大事にし良き隣人関係を保つことがこれらの無縁社会を生まない特効薬と筆者はみる。読者の皆さんは如何お思いだろうか。
製品否清貧に甘んじて暮らす筆者などには他人ごとにしかも思えなかった本件、心に染みた午後の一特別番組であった。
この日はこれで終わりとはならなかった。次は昔の演歌歌手、昭和の双子の歌い手と言えばお分りのように「こまどり姉妹」のTV番組に釘付けとなる。
すでに現在70超え、往時の美貌と美声を要求するのは無理があるが二人の歌とトークショーがこまどり姉妹を知らない現代っ子にも大きな影響を与えているというのである。
一言では言えないが、若者や観客の口をついて出てくるキーワードはこれだ!!ワンツースリー「パワフル」「憧れ」「昭和を代表する唄とパワー」「今をかっこよく生きている」「時代に生きる」「元気をもらえる」のだそうだ。
芸能界に限らず歌謡界でも売れるまでは数年から数十年間艱難辛苦を重ねるのは当たり前。こまどり姉妹も特別ではなく、同じ苦労を重ねたとか、それだけに唄の節、歌詞にもその想いは缶詰のごとくギュッと詰まっていると人は言う。
今は落ち目の演歌歌手だがその生き方に共感し、パワーをもらう若者は多いとナレーション。
「津軽の海を越えてきた・・ねぐら持たないみなし子つばめ・・・江刺恋しや鰊場恋し~」の唄は今でも思い出せる数少ない青春歌謡の一つである。