7/9 この子等のために
屋根に茅を葺く子供たちに恐れは感じられない。恐れを知らない子供たちではない。恐れを克服し自然を楽しんでいる子供たちである。
大人ですら知らない人の多い足踏み脱穀機、足踏みを試みる園児たち。飽きもせず一生懸命に踏む。
安全は何事にもまして優先される。機械につかまる子供たちの世話は大変。しかし、目に入れても痛くないこの愛児をここに託す親の覚悟は半端ではない。全国区のこの幼稚園、聞けば神奈川、広島、県内では分水とか・・何おか言わんやである。
今年の在園児は16名、それぞれ大きな可能性を秘め、親の期待を一身背に負い通っている園児たちである。個性豊かはもちろん自然に溶け込み且つ自然から何かを発見する鋭い観察力を身につけていることは事実。たまにこの幼稚園に訪問するじじたちボラを心よく迎える術も身につけている。ちなみに筆者の名前はこっ恥ずかしい(こっぱずかしい)が「がまちゃん」。ここでは「がまちゃん」に徹する。子供は顔で差別はしない。心で勝負
晴天となった作業二日目は老体にとって厳しい作業になった。9時から4時まで、そのほとんどを足踏み脱穀機につかまり、茅の枯れた葉柄を取る作業に没頭す。おかげで3年超しの茅葺屋根も職人の力でこんなシルエットになった。明日は完成とか・・。万歳三唱となるか・・・・。筆者の身体明日から三日が勝負どころ。
帰宅すればパソコンボラの仲間サノ氏から魚沼市堀之内に出向いて撮った名産品のユリ等の写真が配信されていた。ユリの名前はとんと知らないが「ささゆり」だろうと思われる。映画のタイトルではないが直江津地区では「カサブランカ」と品種もあり、白くてこれまた逸品である。転載のOKをいただいたので一枚ご紹介したい。