11/9 秋深し 隣は何を する人ぞ
城を取り巻く内堀水面に垂れ下がる桜葉は下戸が無理して酒を飲んだ顔のごとく真っ赤となり、つい先日まで深緑を誇っていたあの元気はとうになくなっていた。
今日から始まったか公園の冬囲い作業はこの時期の風物詩でもある。金沢の兼六園の雪つりには負けそうだが・・・。
公園を取り巻く生垣と共に植えられた銀杏の若木は色鮮やかに黄色を主張していた。
酷暑の夏ならいざ知らず、この寒空の下では噴水を訪れる人もなかった。
蓮の花も終わった外堀にかかるプロムナードの彫塑作品群の中で一際寒そうにしていたのが数体の裸婦像。もうじき冬囲いをしてくれる筈だが桜の葉も散り始めるこの頃が一番つらそうに見える。
昨日は現役OB会の幹事会にて、今冬第一号のささやかな反省会&忘年会を虚構否挙行す。例によって2時間飲み放題コースは体に良くない。時間との闘いの果て終了間際には完全に出来上がっていた。しかも2次会直行である。例によって「ここは何処、私は誰?」の世界を夢遊病者のごとく俳諧する筆者となっていた。
話は本日に戻る。民生業務で病院の外泊を終えたSさんを車で送り届けた帰り、カーボーイに立ち寄る。昔は多くの店舗がひしめき合って上越の一大商店街となっていたが今では店舗も引き上げがらがらのマーケットとなっていた。1575円の理髪店に寄る。見れば鏡のそばに「60歳以上の方は210円ひきます。」とあった。高齢者のための値引きかと思ったが・・よくよく考えてみれば高齢者の頭に毛はほとんどない。つまり若者に比べて割高と気が付いたのだろうか。そういえば筆者の理髪時間はいつもより短かかったような気がした。
よくよく見ればがらがらの元店舗跡にはなぜかジープがでんと置かれていた。第二次世界大戦で米軍が使っていたもの早合点す。
しかし、メーカーを見ると三菱のマークがついている。三菱が大戦中に米軍に供給する訳もないし、結局戦後朝鮮戦争の頃に朝鮮特需で三菱がライセンス生産をしたのではないか・と勝手な想像をすることに。
帰れば隣家から珍しい「ザクロ」のおすそ分け。きれいな色で「絵手紙」の主人公であることは知っている。添え物の「カキノモト」もいただく。確か酢の物にしていただく。秋は見てよし、食べてよしだ。
さて表題は、意味不明となってしまった。