11/17 学び愛フェスタに参加
「中学生による市長への町づくりの提言」が筆者の参加したフォーラム。硬直した大人の企画や提案では決まり切った答えしか出ない、として市内の22中学校から選ばれた中学生が「マイレージアクション」の主題で並行在来線の効果的は活用法を提案したり、「上越市を『スポーツ都市』にするには」、「中山間地域の活性化方策」、「小木直江津航路の利用促進」のテーマ等で討議した建設的な案を市長に提案していた。
確かに上越は古くから文教都市の意味合いの濃い城下町、他県から訪れた人々は住みやすい街だという。しかし筆者にしてみれば夏暑く冬寒く雪多しのこの地は加齢が進むにつれいささか住みづらい。山と海は近く四季をしっかり感ずることに不平はないが・・・。
単科大学だがこの規模の街にこれだけのものがあるのも珍しい。この街に不満があるとすれば産業が育たないことである。優秀な人材を多く排出できても受け皿となる商業や工業が貧弱で、全て関東・関西へ流れてしまうのは口惜しい。我が家の息子3人も市内に職場があれば今時筆者は左内輪否団扇となっていること必定、歳をとるほどに妻のため息は増すばかりだ。
さて、この日の午後は「志ある人づくりシンポジューム」のテーマで「グローバル化社会を逞しく生きる力をどう育成するか」の副題の下、5人のシンポジストが協議を重ねた。
「枯れ木も山の賑わい」などの安易な気持ちで参加したわけではないが校区の「学校運営協議委員」のはしくれとして今の教育、これからの教育の行く末を垣間見ることに。
今の子供たちは知識はある、反応も早い・・しかし、その知識も暗記しただけでどう活用し、応用していくかにつながらない・・マニュアル通りの動きしかできない。大所高所から大きな志をもって行動する力が希薄であると結論づけていた。知識はWebで拾い、指示待ちの行動パターンでは今問われている日本を取り巻くグローバル化社会は生き抜けない。決められない政治決まらない政治・・これなんか手詰まり教育の行き着く最たるものではないだろうか。
だんだん自己嫌悪に陥ってきたようだ。