11/26 とも白髪となるまで
長すぎた春にピリオドを打った次男、アラフォー間近に親としてはやきもきさせられたここ数年であったが
ようやく人生の伴侶となるフィアンセをゲットし、知り合ってから半年だろうか、24日ようやくゴールインした。>
息子3人の結婚相手に親として口を挟むことは無かったがともかく一生添い遂げるられる人であればそれで良しとして見守ってきた。
親族が一堂に会するような大げさなイベントは避け、都下の豪農の館を改造した、とあるレストランにてささやか式と披露宴が執り行われた。この日の館は終日貸し切り状態。大勢のスタッフの支援を受け小春日和の中親も満足のひとときとなった。
これまで多くの友人の結婚式に招かれた二人にとってごく親しい方々との絆固めの式とお披露目の宴は終生忘れることのできない式典となった筈だ。
寒さと緊張でややこわばった表情は神の前(しんぜんではない)での誓いが終わり、和やかな雰囲気の披露の宴が盛り上がる頃にはすっかり落ち着いた表情になり、我ら親も安心することしきりであった。
その昔男3人も生まれれば蔵が立つと言われる時代があった。しかし、我が家の息子たちは筆者の血筋を引いたか18歳になった頃から親元を次々と巣立っていった。今、周りを見ればこのパターンが実に多い。
関東圏や関西圏は越後からは遠い。加齢に追いかけられるこの身体、いつまでも愛車を飛ばして息子宅を訪問することができるか心許ない。
息子3人は嫁否婿に出した訳ではないが、全国に我が00一族を増やすことより傍に居てほしいとの気持ちは二人とも同じ。
鉛色の高田の空は今にも白いものが落ちそうだ。「じいさんとばあさんと数珠を握って空拝む」の言葉が聞かれそうなこれからの季節。正月には3家族が孫を連れてこの小さな庵を訪ねてくることだろう。
風邪を引かせないようにするには?、何を食べてもらおうか?・・・じじとばばの期待と不安は一気に高まりそうだ。