12/24 自らの歳を知った誕生日
私的なことで恐縮だが本日我が齢(よわい)報(69)われたのか報われなかったのか訳のわからぬままに69歳を迎えた。よく言われるアラ何とかになるのだろうか。
迎えてもあまり嬉しくない、言われてもあまり嬉しくない日、それは高齢者の誕生日とか。
今年は殊更嬉しくない誕生日となった。数日前から今流行の下痢・嘔吐に始まり、食欲なく、七転八倒の苦しみが続いた。おまけに3連休ときた。妻曰く「酒の飲み過ぎよ」「わがまました罰よ!」と、この時とばかり激しいお言葉。若い時はあんなに優しかったのにと今更ながら現実の厳しさを知った数日。あれから40年・・は公麿の定番。月日の経つのは早いものとしばし、リセットボタンを押したくなる心境。
もしかして「ノロウイルス」か・・・恐れ戦いた数日間であった。
思えば自らの体をいたわることもせず、親父から貰ったこのこの強靱な肝臓を自慢することはあっても休むこともせず、飲みたいだけ飲んでこのざま。世界的に24日はクリスマスイブ、誕生日&イブのこの夜神を前にひざまずき悔い改めるべきか、妻の顔がまぶしくみえるのも毎年のことだ。
アオラアオラの清しこの夜、自らの誕生日を祝うために自らの足で形ばかりのショートケーキを買いに、ここ数十年来初めての酒なしの夕食を迎える。小さなケーキに互いに生きた歳の分だけ「自分を褒めたい。」気持ちを込めていただく。
子供や孫は夫婦の「かすがい」とはよくいったもの、遠くに住む息子夫婦や孫たちから「じじ誕生日おめでとう」の電話あり、何はなくとも生きてきたこの年月、この一声が一番のおくりもの、改めて夫婦の絆が固くなければならないことを知る。
もうういくつ寝るとお正月は本来子供が歌うものだが、雪国の老夫婦が歌う歌に代わってしまったようだ。
孫と息子たちの話になれば二人の距離は急接近、「刺身はどこへ注文しようか、カニはいつ買いに行こうか・・」話は終わらない。
ここまで生かしていただいた「八百万(やおよろず)」の神に感謝して今夜は「タイタニック」を見て就寝することに。
田舎もここもこれからは鉛の空と白い雪が友達です。民宿経営に精出します。年内は身内のお客さんが多くなりそうです。よいお年をおむかえください。