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1/14 成人式ははるか彼方

 東京や山梨など関東圏も南の方は白いものが降るわ、車は滑るわ、飛行機は飛べないわ、電車は遅れるわ、とにかく今年も気象が異常だ。越後はミゾレっぽいものが終日降りまくった。
 昨日は団地で一番の屋根雪降ろしを敢行す。屋根雪降ろしは少なめのうちが楽。特に高齢者にとっては絶対この方がベター。我が家は総二階建て、下を見ればその落差にびっくりするがそこは高所大好き人間、飛行機にあこがれたのはこの癖が主たる原因。中曽根康弘さんではないが我が家の風見鶏はきっちりと北西を向いていた。
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 近所の家を見れば屋根雪はそんなに多いとも思えない。我が家だけがいつも多い気がするのは筆者だけのひがみとは思えない。しかし、いくら耐雪仕様の新築家屋でも屋根にてんこもりの雪では地震に耐えられないだろう。背中合わせの家屋密集長屋では空恐ろしいことだ。
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 屋根雪の表面は固くキュッと締まっていたが下層の雪はザラメ状だ。足下に気をつけなければ滑落は避けられない。やはり「かんじき」は必要だった。そして、一人で屋根に上がるのも御法度の筈。昨年も屋根から転落して阪神否半身不随の高齢者を出てしまった。多くの高齢者は長年の実務経験からくる自信過剰と家人の思い遣りのなさがその原因をつくっているように思えてならない。私ご飯つくる人あなた雪掘る人・・・ではなかろうか。筆者は妻が外出したので笛、携帯、命綱、水、非常食を持参して除雪にあたった。

足腰や肩に大きな負担をかけたが早めの風呂と夕食に少し癒される。ただし、仕事は夜も解放してはくれなかった。夜は町内会の役員会、予算審議や町内のあれこれの課題解決策の検討。そして、仕事始めの茶碗酒が疲れた頭と身体に染み込む頃には一日の疲れは遥か南へ飛んで行った。最後はガンバロウの檄が飛んでお開きとなる。この歳になっての役員仕事はきついが世の為人のためにできる仕事などたかが知れている。今できることは誠意を尽くしてやり抜く。これが永年子供たちに伝えてきたことだった筈。
酒量2/3の願いは既にどこかへ吹っ飛んでいた。
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 思えば成人式など遙か昔の学生時代の話、バイトに明け暮れた貧乏学生時代。ハングリーは人を卑しくもするがハングリーから学んだことは多い。周りの多くの人が貧しかった時代。忍耐とがんばりと思いやりの気持ちを育む環境は十分であった。成人式ははるか彼方へかすんでしまった。
by m-gamano | 2013-01-14 17:45 | 我が家のこと | Comments(0)

幸せ探して


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