1/22 学力向上は国の盛衰にかかわる
教師側からすれば一時間くらいの授業参観なら苦にもならないだろうが終日6時間の授業公開ともなると話は別だ。保護者ならいざ知らず筆者のような地域人から授業を覗きこまれたら緊張の糸も切れるのではないかと心配だ。
その1、訪問後先ず校長先生にお会いし、学校の様子、子供の様子、先生方の様子をお聞きする。
その2、授業参観は3時間目を集中的に見せていただくことに。1年生は道徳の授業だ。給食後の後始末をしながら調理員さんへの感謝の気持ちをどう伝えるか・・・。適切な言葉を選んでいく過程が授業の山場となっていた。
6年生の算数授業では教務さんも入り、担任と複数で「立方体の特徴」をブラックボックスに手を入れてからその感触で特徴を当てるという楽しい授業となっていた。
以前から「ゆとり教育」の在り方が問われてきたがその目指すところは「生きる力を育み自ら学ぶ資質を備える」ことにあったと記憶している。古来、日本は少資源国、学力をつけ、加工貿易で立国しなければ立ち行かぬ国。列国よりもより多く勉強し、ハイテク製品を作り輸出しなければならない運命がついて回る。学校においては学力工場否向上が主命となる。ある学級は10カ条なる努力事項を掲げ皆で高まろうとしていた。
とかく学校は閉鎖的だと言われるが授業参観をフリー形態で取り入れた英断にエールを送りたい。今後マンネリ化しない運用の仕方を是非講じてほしいと願う。