4/17 今が春 今が華
そんなことはどうでもいいが高田郵便局の前のソメイヨシノはそろそろ葉桜に替わろうとしていた。
県外から高速を下りて公園へ向かう入口で先ず出迎えるのがこの赤に染まった若い桜。筆者ずっとここに住んでいるが正式な名前は知らない。総称して桜としか言えない。
この日は月一の傾聴ボラの日、映写道具は昨日に借用して準備万端だが相棒がここ数ヶ月お休みだ。利用者よりも先に腰が異端で否痛んで来られないとか、利用者より先にダウンとはどうすることも I can notだ。
着けばホールには貼り絵だろうか段ボールをうまく利用した満開の桜が壁一面を飾っていた。タンポポもきれい、チョウチョは今にも壁面から抜け出そうな感じであった。
傾聴と言っても一人ひとりからお話を聞くことは時間が許さない。おしゃべりできるグループに入って「お花見に行きましたか?」から始まって最近のことを根掘り葉掘りお聞きする。お家の都合でここへ連れて来られたおばあちゃん、自分から進んで仲間づくりがしたくて連れてきてもらったおじいちゃん。
それぞれの想いがこの館で融け合い、笑顔とおしゃべりが心を開かせてくれる。「今が春 今が人生で一番番若く華ですね・・・。」と結んだ。たわいもない世間話でもしっかりとお聞きし、返答し、話題を広げることでその輪は隣のテーブルへとつながっていった。
合間を見ては、小道具を使い手先の運動から頭の体操へと動きを進めることも・・。
本日の映写は高田ならではの地域性に富んだ「ごぜさんの唄が聞こえる」の2種。
二階の障害者の方々と一階の高齢者の方々の2本を同時上映することに・・。
その昔筆者幼き頃、作業小屋で上映した時代劇映画、月形竜之介や中村錦之助、大友龍太郎など銀幕のスター出演の映画を隣の集落と掛け持ちして上映していたことを思い出した。バイクで交換するフィルムをどれほど待ったことか・・・。今では遠い遠い昔の話である。