5/11 景気浮揚に浮かれたか阿部内閣
10日付朝日新聞の声欄に「福島の現実軽視した原発輸出」と題した投稿が寄せられていた。
私も「どうして政府の方向はこうなるの」と不可解な思いにさらされていただけに同じ思いが頭を駆けめぐった。
未だ人間には御し切れない原子力の秘められた力と言おうか悪魔の化身とでも言おうか・・。総理は「日本の最高水準の技術と過酷な事故を経験した中での安全性への強い期待が寄せられた・・。」とと述べていた・・・とある。筆者は今だ福島の人々の現実を見る限り、何を寝ぼけたことを言っているのだと強く反発せざるを得なかった。デフレ脱却から円安、金融緩和、アベノミクスは今水を得た魚のごとく右肩上がりの浮揚感に支えられ中国・韓国・北朝鮮の外圧に抗するように右傾の道を歩み始めた。口をつぐんであの世へと戦争体験を葬ろうとした戦争体験者までもが口を揃えて「NO」の声を上げ始めた。
民主党があまりにも駄目過ぎたのか、今我々は国民主権の本来の意味をしっかりと確認し、一票の重さと憲法のあるべき守るべき姿を真剣に考えたいものである。
とかく、為政者は自らの意見を述べるとき、「●●とすべきである。」とか「●●にしなければならない。」などと評論家風な表現をしているが本来は「、●●としたい。」とか「●●とするのが我々の努めである。」と締めくくるべきところである。我が国にはその道の達人や詳しい人はいるがそのほとんどは評論家に成り下がっており、実際に活動している人は少ないのではなかろうか。テレビがこの風潮に荷担している責任は大きい。
ブツブツ2
一言言われそうだが、それを承知でつぶやかさせていただく。
少子高齢化は相当前から言われた四文字熟語(字余り)だが、世の中の不景気、晩婚化、女性の社会進出、趣味の多様化等々の要因に加えて一番ひっかかるのが「結婚をしない選択肢」が市民権を得てきたが大きなポイントのひとつ。どこにでもある現象としては、「パラサイトシングル」子供は家から通い、何一つ不自由なく、そして親も我が子と同居、経済的にも絆的に保証されゆとりある生活が確保されるめでたしめでたし・・が親の死に目まで続く。
しかし、これでいいのだろうか、同じ昨日10日の同じ新聞の「川柳」欄には「カーネーションより息子の職と嫁」と親の切ない気持ちが投稿されていた。
歳をとれば我々高齢者は我が子に限らず若者達の支援無しでは毎日の生活は立ちゆかない。世の人口構成がピラミッド型ならいいがいびつな形では日本の将来は危うい。
戦前戦中の「生めよ増やせよ」の戦力のための人材ではなく、未来の日本を背負って立つ子供の育成とその環境づくりに大胆な施策を講じてほしいものである。
原発は不要→安心安全な太陽光発電・水力発電の見直し、風力・波力による発電へと軸足をシフトすること
国力に任せてごり押しする中国には→頭を使い、碁や将棋のように数手から数十手先を読んで外交で円満 に処理をすること
本日は雨模様の暗い一日となった。ついつい中身も暗い「ブツブツ」になってしまった。筆者自慢ではないが老いぼれて右にも左にも傾いてはいない。未だまっすぐ立っているつもりである。
明日は 5月12日(日)母の日 古希をいただき振り返る同じこと・・
母の顔 幼き四歳にて記憶なし 額縁の白き顔見て 誰の母かと