6・12 尚暑くフェーン現象東北・北陸を襲う
毎年6月12日と13日は町内の虚空蔵祭りの日と決まっている。10センチにも満たない小さな仏像を祀るイベント。朝6時、筆者にはきついお宮掃除だが早寝早起きが専門のお年寄りにはなんの苦痛もないようだ。
お堂の掃除、境内の掃除、旗竿揚げの三本の仕事がアベノミクスのごとく主な仕事。
この日元の勤務先教育プラザへ出向く。旧直江津工業高校跡に間借りの事務所であったが見れば一棟二棟に足場が組まれ巨大クレーンが鎮座していた。いよいよ取り壊し作業にかかるとか。その昔昭和38年頃開校間もない当校に教科書販売のバイトで出向いたことを思い出す。周囲は何もないススキガ原だったことを思い出す。
民生で訪れた一人暮らしのお宅、玄関先の花壇にはきれいな花畑が広がり、花を愛でる御仁の人柄がしのばれる。(故人にはなっていないが)
暖かい風、フェーン現象の時は遠くの山が近くに見える。自衛隊前の通りから妙高連山を見る。くっきりと近くに見えるから不思議だ。
午後6時神輿がお堂に帰る頃境内には多くの出店、子供会、あすなろ会、消防団、婦人会等々の団体が出店、今朝蓮華温泉付近へ出かけて採取したネマガリダケのタケノコ汁が一杯100円とか、境内で撞いた笹餅などが客を待っていた。餅つきはすでに二臼目だ。
地元の山から採ったクマザサで餅はくるまれて1個100円也
フランクフルトを売る消防団員、火災予防の役割も果たしていた。
今年はヤキトリもあって、ビールとの相性は抜群だ。
夏至を前に長い日の入り時刻、暗くなるにつれて親子連れや恋人同士が三々五々集まって。
ブルーシートも提供され、千客万来に備えた。そもそも祀ってある虚空蔵菩薩像は商売繁盛の神様とか。その昔仲町の芸子衆も仕事が終わる午前0時過ぎにお参りに訪れたとか。
境内を埋めた大勢の住民も家路に着いた8時、近くの延命寺の住職さんがお参りに。筆者この日にいただいた般若党(酒)はいかばかりだったであろうか。いたく酩酊しながらこれまた家路につくことに。