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6/19 ディサービスは大忙し

やっと梅雨らしい大雨が昨日から我が屋根をたたきつける。西日本は大雨、観測史上最高との報道をいくつも聞く。
 月一回の傾聴ボランティアの日と大雨が重なってしまい、機材を保護しながらの搬入は珍しい。
本来ならば傾聴ボランティアは「耳なし芳一」なら無理だが筆者は耳二つを持っていけばそれで用は足りる仕事。だが聞く耳を持たぬ筆者の役目は機材・道具で菖蒲否勝負する仕事。おまけに相棒はここんとこお休み続きで一人で搬入となる。月ごとにしんどくなるのははっきりと分かる。パソコンボランティアの面々も「2階に上がるのにノートパソコンを持って上がるのはきつい」とこぼす。最近になって納得の言葉だ。 
 
 この日部屋に入ると先ず目に飛び込んで来たのがこの時期の大きな壁飾りだ。アジサイや高田城、そして七月を先取りしたように短冊と竹竿の七夕づくしである
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 「病気がよくなりますように」「家族みんなが元気でいられますように」「福島の人たちが早くふるさとへ帰れますように」と高齢者の願いは人の気持ちに寄り添うやさしいことばかりだ。しかし、現役世代のスタッフの願いは「宝くじが当たりますように」と超現実的だ。筆者も同じだが。
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 利用者のテーブルにはそれぞれの名札が置いてあり、その傍には好みのお茶の種類まで書いてある。煎茶とか、番茶とか、トロミづけ・・とか。細かな気配りがされていた。これを一手に引き受けているのが退職したばかりのお父さんである。利用者が入ってくるなり記憶演算装置がフル回転し、間違わぬように荷物のまとめや車いすの用意、お茶出しにかかる。実に見事な動きであった。今日のテーブルには専門学校の学生さんが生けたきれいな花が場の雰囲気を柔らかくしていた。
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 本日の映画は昭和50年代の記録映画である。皆食い入るように青春時代のニュースや世相を反映した記録映像を見ていた。
 そのあとは手作業、塗り絵である。この女性は花札の札を見本にしながらきれいな塗り方をしていた。
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 この日、若者が5名利用者のために訪問。若いということはその存在だけでわくわくするようだ。事実筆者もその気になるから不思議だ。ハンドベルで心を癒してくれるという。技術的には今一であったが心に響いたのか演奏した小学校唱歌に口ずさむお年寄りも散見された。
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 ディサービスの日程はめまぐるしい。血圧測定、体温測定に始まり入浴、映画鑑賞、リハビリ、塗り絵、指先運動、発声練習、昼食等々正にめまぐるしい数時間があっと言う間に過ぎていく。
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by m-gamano | 2013-06-19 16:06 | 我が家のこと | Comments(0)

幸せ探して


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