7/6 温泉はいい
境界ブロックにはツタが絡まり、その上にはプランターから伸びたゴーヤと朝顔、キューリやトマトが押しあいへし合いしながら上へ上へと伸びている。先日からキューリが採れ始めた。ゴーヤも大きくなりあの独特の匂いを惜しげもなく放っている。
日課にしている新聞取り、取った後はこのグリーンカーテンから吹き抜ける風に当たり、世の中の出来事を読むのが至福の時。登校する子供たちに「行ってらしゃい!」もカーテン越し。
隣の空き地には時世否自生したアジサイが大輪の花を咲かせながら自己主張している。空き地とはいえ、勝手に始めた管理は30年を超えた。今は自分の屋敷のようなものである。地主が顔を出したことは一度もなく不動産屋が顔を出したこともない。不思議なものである。
この夜、七夕祭りにはちと早いが担当している会の幹事会があり、その後暑気払いが「かわら亭」にて執り行われた。勿論温泉付である。風呂上がりの生ビールは格別、日本酒が入り、焼酎が入り、話も医者通いに始まって、介護、親の世話ととめどもなく暗い老後に及ぶばかり。
しかし、酒の勢いはとどまるところを知らず、途中下車の二次会に突入を決めるに時間はかからなかった。