7/13 南葉の下で
写真から分かるようにテントサイトには色とりどりのテントが立ち並び三連休をここで過ごす県外勢も多いと聞く。ガンバロウ否バンガローもすでに予約客でいっぱいとか。海に近し、南葉山登山もいい、温泉施設も近い、高山の雰囲気が味わえる・・加えてオートキャンプ場でもあるということで近年評判は上々だという。
管理棟兼食堂には以下の利用料金が明示されていた。参考にされたい。
ガスが抜けず下界ははっきりしないが頸城平野や関田山系が見える絶景のスポットでもある。
蒸し暑さも全く感じない心地よい中で作業は進む。はがき作り講師は地元の紙すき職人近藤氏である。
既に綿状に精製した「カラムシ」の繊維を水に溶かし、糊を加えてとろみをつけ、はがき大の木枠にこの糊状の繊維を流し込み水を抜くのが第一段階である。
ここでは、はがきの中にモミジや草花を挟み込み、味わい深い作品づくりも計画されていた。
次は、今だ多く含まれている水分を抜くために掃除機を使って木枠から強力に脱水を行う作業である。
木枠から剥がされた作品は水分を飛ばすためにタオルでくるみ、アイロンで伸ばしてやや厚いが一枚のマイはがきになっていく。
出来上がったはがきである。モミジの葉を中に挿入したが厚みがある面白い仕上がりとなった。
管理棟の傍には初めてお目にかかる「ナツツバキ」という白い花ありき。葉はグリーンではなく萌黄色で木肌はサルスベリに似て気品にあふれていた。山は風が強く枝を抑えながらの撮影となる。
子供たちが作ったトン汁でお昼を終えた後、午後の部は弓矢を作って的当て競争となる。
山は気持ちよく、キャンプの約束もしたが下山すればそこは蒸し風呂の状態。衆議一決で居酒屋へ。近場の居酒屋ここ「甚六」しかない。数年前新幹線の穴掘りや土木工事が盛んなりし頃は千客万来の様相で個人客など電話をして行くほど肩身が狭かったが今は様変わり、本日の客は我ら3人ばかりなりと寂しい限りだ。
別に甚六応援団ではないが大勢ご来店を期待したい。
それにしてもビールからお酒と進み、はたと周りを見回せばマスターと筆者のみ、外は暗く、いつもの人事不省の一歩前であった。それにしても今更ながら強い肝臓を授けてくれた両親に感謝ばかりの毎日だ。