10/10 県外高齢者施設を訪ねて
民生3年目県外施設に視察を命じられ、市内全域の仲間40名と群馬県渋川市の、とある特別養護老人ホーム以下三施設を視察す。
特老といっても千差万別、規模の大きいものから小さなものまで今回視察したのは小規模のお寺が母体の極めて家庭的な雰囲気の施設であった。高田の林泉寺とは因縁が深く、ここには牧村の男性と板倉の93歳の女性が元気で過ごしていた。施設内の作品の一部はこの女性は作ったものとして紹介された。
今夜のお宿は伊香保温泉、歓迎の小雨に煙る伊香保の街は榛名山の中腹に発達した温泉町。365段もある階段は老人にはきつく、下るに限ると仲間と膝が笑うのも構わずチャレンジ。回復は温泉へドボンと相成った。
翌11日は伊香保を後にして群馬県高崎市へ移動、国立重度知的障害者総合施設「のぞみ園」を視察する。
東京ドーム20個分という広大な敷地、タコ足のように伸びきった平屋の施設。自然に囲まれた施設は施設には見えない軽井沢風景としか映らなかった。常時入所者数は284名、スタッフは222名、これに通所者が加わることで巨大なコロニーが形成される格好である。ちなみに入所者数の多い都県は東京、埼玉、千葉、神奈川、そして4位に新潟がつけていた。写真は広大な敷地を徒歩で説明を聞く民生の仲間たち。
高崎といえばだるまさん。何故かバスのコースが販売所に組かまれており、立ち寄る。大小限りなくあり、お慶事を抱える仲間たちは大安売りに売り子の声に乗せられ、名前まで入れてもらいご満悦の顔で札びらを切っていた。
最後の楽しみは、横川は峠の釜飯、今年は筆者当たり年で3回もこの釜飯にありつくことに。OB会で訪れた時は釜を持ち帰ったが使う術もなく、邪魔物扱いされたので今回はパスとなった。写真は巨大なごはん窯とバックに碓氷第三梁「めがね橋」のポスターを配したもの。
帰路は群馬から長野へと下り坂を一目散に越後へと・・。この日長野も台風の影響か乾燥した風が強く。西日がもろに当たる高速道沿線の風景は光り輝いていた。