12/5 飛ばない筈だよパイプが逆
筆者しばし休んでいた散歩を始める。降り初めの道路上の雪には引きずったように疲れた筆者の足跡が見える。かかともつま先も上がらない筆者の年齢が足跡に見えたようでしんどかった。
雪の季節に愛機は飛ばない。修理と新規製作と相場は決まっている。修理は小型メダリオンのエンジントラブルの解明、そして新規作成は、双発機のキット組み立てである。
くだんのメダリオンは、手投げだが飛ばして上昇しないうちにエンストを起こし、不時着するから始末に負えない。おかげで取り付けたフロートは壊れて修理をすることにした。
同じフロートをサノ氏から分けていただき機体はやや低くなったがどうにか完成す。
エンストは燃料が届かないことは分かるので機体に開腹してタンクとそのパイプを見て驚く。
タンクから出ているパイプが交差して反対についていたのだ。
一本はキャブレターにもう一本はマフラーにつくべきところが反対になっており、飛ばしてすぐにキャブレター側の口はエアーを吸い込むことになっていた。いつの日に差し込むパイプを間違えたか記憶にないが思い込みの激しさは自動車のブレーキとアクセルの踏み間違えに似て恐ろしい。
仮止めして雪中フライトを敢行することにする。
飛行機の仕事は孫不在時に限る。これ原則・・・。