1/10 今日は110番の日
一夜明ければ日本全国寒波に覆われるとのニュースはどこへやら、放射冷却なのか快晴の夜明け、雪は五センチ降ったようだ。午後三時には紺碧の東の空に下限否下弦の月がぼんやりと浮かんでいた。
そして昨日、二つの初仕事。「森の幼稚園てくてく」の餅つきは高齢否恒例行事、じじ組は寒さのせいか出足鈍く三人のみ、が、そこは良くしたもので若いお母さんたちの熱気に冷え切った鉄工所の空気はじじには何故か暖かく感じられた。
搗(つ)いた餅は二臼、子供用の小さな臼と杵は小さすぎてもち米は餅にならず。
結局大人の杵にぶら下がながら搗くことに。
搗き上がった餅はヤンママの手で黄な粉餅、大根おろし餅、海苔巻き餅となって若い胃袋へ収まった。心配はじじ組の餅、じじの弱った喉は餅の嚥下力も弱く、出たり入ったり餅のシーソーゲームの末、あの世へ行く可能性は極めて大、子供以上に小さく切ってもらい食する。情けないが本当の話だ。
この日午後からは大好きな新年宴会あり。これも新年恒例行事の一つ。教職OB会の新年会が市内の某宴会場にて行われる。毎年ひとつづつ齢を重ねる度に参加者は減る一方。およそ普通の会議にはない次第の冒頭に「黙禱」がある。五月から逝去された会員は5名、毎日(?)のASAニュースの死亡欄を見ることは漢字否幹事の大事な役目の一つとなってしまった。
昨年から一つ偉くなって前段の総会の司会進行を仰せつかる。風邪気味と年末に抜いた奥歯一本のせいで口からはエアーが抜け、発音は今一つ。歯切れが良いと定評の筆者のスピーチ、アナウンスーが気にするカムこと甚だしく。早く終わらないかと焦る一時間であった。
それにしても集まった先輩は皆元気。それもその筈、元気が良く酒が好きな人たちばかりの会だからである。数年前から幹事泣かせの「酒ないぞ!」コールにけりをつけ、フリードリンク(呑み放題)を採用。久しぶりの再会、先輩後輩、上司部下となれば話は尽きない。あっという間に90分は過ぎ去った。呑みすぎの吾人も無く、忘れ物もなかったことに感謝して二次会へ突入したのは寒波の雪模様の午後四時半過ぎであった。
北の大地であの子は今頃?
全国的に大寒波の様相、気温は上がらず、風強く、しかも雪も大雪とくれば、昨年八月現職のナース業を投げうって先行の旦那待つ北の大地北海道は網走に旅立ったあの子は今頃どうしているだろうかと心にひっかかるものあり。夏の北海道は最高だが冬の北海道は未知の世界。寒さに震えているのではないだろうかと心配が先立つ。まっ、愛する旦那と一緒だから他人が余計な心配する必要もないが。賀状からは元気な様子が伺え一安心したが・・・。