5/4 安倍総理の想いはどこに
キーワードは「集団的自衛権」「憲法改正」「個別的自衛権」「靖国神社参拝」等々すべてが日本国憲法の快晴なのか改正なのか改悪なのかにかかっている大きな問題である。
先の大戦を経験し九死に一生を得た80歳から90歳の方々はこれまで黙して多く語らなかったが戦争のむごさ不条理さを語る語り部がいなくなったら日本は再び戦争にひた走ることだろうとその重い口を開き始めた。新聞の投書欄にその多くを見ることができる昨今である。
日本を取り巻く政治的・軍事的・経済的バランスは、「隣人を愛せよ」にはほど遠く、緊張感をもって臨まなければならないほど硬直化したものになっている。従軍慰安婦、大虐殺、戦後補償問題等々すべてが戦禍が引きずるマイナーな局面である。この負の遺産を我ら二世・三世が戦後69年経った今もな被らねばならないのが戦争である。
目には目を、歯には歯を、ミサイルにはミサイルをで世界を東西に分断した冷戦構造はその不毛の産物として氷解した。
安倍首相をその気にさせるシンクタンクの想いも分からぬでもない。人の敷地を勝手に通行する輩を嫌がるのは誰も同じ、夜もおちおち寝られないのは無論だが、論を持たない暴虐ぶ人で喧嘩ぱやい相手にはそれを説き伏せるだけの外交努力が必要なことは論を待たない。
あれこれ評論家風なことを宣(のたもう)たが結論から言えば今の憲法を大事にし、相手の脅しには屈しないこと、特に力での脅しには決して屈してはならない・・と言いたい。
双発のエンジンは元気よく
一夜明ければそこは「みどりの日」朝から天気は100点満点。今年のGWに孫たちは帰らないという。隣家の孫連れの息子夫婦の歓声に指をくわえたい我がじじとばば。つつましやかな箱入れ娘ならぬ箱入ればばはどこへも行こうとはしない。満を持したじじは仕方なく通称「たこ揚げ」へと出向く。本日の主題は完成なった双発飛行機「スカイラーク」のエンジンの慣らし運転。誰もいない飛行場で飛び立たぬように紐で足止めし、片方ずつ満タンの燃料が無くなるまでエンジンを連続運転する。これでピストンやシリンダーの動きをなめらかにできる大事なテストだ。
二つのエンジンを動かすとどうしてもどちらかに機体の向きがねじれる。プロペラの回転数が違うようだ。左右の回転数や回転軸をそろえておかないと飛行機は勝手に方向を変え、制御不能となり墜落の憂き目に。今日はここまででテストを終了す。
その後は練習機スケルトンを1回飛ばす。
この頃から風が強まり、近くのスポーツ公園からは砂塵が関川へ堤防を越えて流れ込んできた。こうなればフライとどころではない。