9/12 ブランド米コシヒカリの里を訪ねて
南魚沼市に石川雲蝶の作品を訪ねる機会を得た。南魚沼市といえばスキー、魚沼産コシヒカリ、酒、縮織物とブランドものに事欠かない地。そして東京も近い。
旧塩沢町のある学校を任され赴任したのが今から20年前、単身赴任の新潟勤務も終え、やっと我がふるさと上越へ帰れると新任地を心待ちにしていただいた辞令が意に反して中越の学校。自宅から3時間の新潟からすこし近くなったが未だ2時間の距離は当然ながら単身赴任の域。
松代を抜け、十日町を左右に見て、八箇峠をから見る冬の南魚の山並みはアルプしに似て絶景であった。南魚の中心地六日町に住まいを確保し、地域を巡り、人を覚え、保護者との交わりで子供を理解して進めた教育もこれまた3年で年季明け。当地では異邦人的存在であった筆者、名前も知らず、地区も知らず、真っ白の中での生活ほど楽しいものはなかった。自らのカラーを存分出せた貴重な3年間であった。
今回教員OB会の見学旅行で石川雲蝶の作品群を拝むことができた。繊細にして大胆な作品は見る者に感動を与えずにはいられなかったようだ。写真はその作品が見られる曹洞宗永林寺。説明をしてくれたお坊さんの説法めいたが説明が好評で爆笑を誘っていた。永林寺の遠近である。もちろん作品群は撮影禁止でアウト。
次に見たのも雲蝶の大彫刻。曹洞宗西福寺・開山堂の天井に彫られた「道元禅師猛虎調伏の図」これも撮影禁止のために外からの開山堂の全体のみ。
三番目の観光場所が「鈴木牧之記念館」ここで牧之の業績を「北越雪譜」に学ぶ。想像そ師の姿とその息子の姿を足して2で割ってd来たのがこの像とか。
そして、これが三國街道前の塩沢宿の鈴木牧之の偉業にちなんで再開発されたいわゆる「牧之通り」。
そして、この時代の一般的な家の構造の模型がこれ、雪国のせいか高田の町屋と酷似していた。
雪国の人々の冬季の姿が克明に「北越雪譜」には描かれているという。
旅の最後は名産「ハッカ糖」を買い求め唯一の土産とする。加えて現役当時よく飲んだ地酒「鶴齢」も求めて道中酒とする。高田駅下車時は瓶の中はすっからかん、頭も体も全身麻酔の体であった。。