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10/30 生活科・総合が目指すもの

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小学校低学年では社会と理科を生活科に統合し、中学年と高学年では総合を新設し進めて20数年になる。教科では学べない、輪切りの教科学習では培うことのできない人間として「生きる力」や「課題解決学習」など、自然を相手に地域の力を借り、地域の人々の力を借りながら「生きた教育」を求めて漕ぎ出した生活科・総合であった。が、今日までの歩みは厳しかった。
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 学力低下は総合を実践してきた「ゆとり教育」のせいと決めつけられ、冷や飯を食った、と感じる学者や実践家は多い。筆者もこの真っただ中にいた。学校週五日制、週休二日制など子供に「ゆとり」を持たせねば・・という掛け声をあげたために当時は「学力低下」の誹りを受けたのであった。
 今も昔も変わらず学校では山羊をを飼い、牛を飼い、鶏を飼い、農業体験もした。
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昔人間で百姓の倅なら朝から晩までこれらの仕事から逃れることの無いくらい働き仕事も覚えた。
 今はどうだろう、家庭では掃除をしたくてもする場所は無く、動物と触れ合おうにも牛も鶏も飼える環境はない。犬がいても家ではペット扱い。自然と触れ合う環境など金でも出さなければできないのが今の子供たちの置かれている状況である。だから田舎体験やサバイバルが花盛りなのである。
 本日午後、文化会館で行われた写真の大会は、生活科や総合を研究するために全国から集まった先生方の集まり。筆者も動員で出向く。この分野もそうだが上越の大手町小学校や付属小学校などはその昔からこれらの領域では先進的な実践研究を行い全国にその名をとどろかせてきた。明日は春日小学校と高志小学校が実践発表をするとか。
 長々とつじつまの合わないことを書いたがゆとり時代に学んだアスリートにテニスの錦織選手や浅田選手がいるという。この人たちは総合から人とは違ったものを学んだという説まで出てきていた。
by m-gamano | 2014-10-31 22:41 | 我が家のこと | Comments(0)

幸せ探して


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