2/24 聴く耳持たず
久しぶりに傾聴ボラの研修会に赴く。35人くらいの参会者の内男性は5人くらい。皆65歳を超えた人生の陰も陽も経験した強者ばかりだ。
講師はNPO法人から応援に駆け付けたこの道のベテランである。
本日のテーマは「受容」「繰り返し」「感情の反射」「明確化」とおよそ何のこっちゃと意味不明の言葉の羅列だが相談者や話相手と対峙したときは大事な意味を持つという。
二人で向かい合いワークショップを行うのだが嬉しいことに何故か30代の若き女性と相対することに。相手の話にあいづちを打ち、しっかりとお話を聴いてあげるのが最初の課題であった。
そして、相手から聴き取るテーマは「私の名付けの由来」であった。親がいかにして愛する子供の名前を付けたか・・これを表情豊かに聴き出すのである。息子と同じ年頃の助成否女性と。年甲斐もなくこちこちになりながらの聴き取りと自供否自白否供述否発表は一人10分も続くのであった。
横顔だからモザイクはかけない。名前はイナバさん。口軽の筆者など珍しい名前だったばかりに生誕地、経歴、元職業、現住所など全てを自供させられる羽目に。自白を迫った美人の彼女はこの人。
2時間の手に汗握る攻防が終われば一介の老人。仲間数人と市民プラザの1Fなんとかというお店で「カフェラテ」とかいう高いハートマーク(お尻にも見えるが)のコーヒーを頂く。
帰路上越高田インターから伸びるインター線の踏切で電車待ちとなる。脇野田駅が新駅に併設するために山手に50メートル引っ越し、ホームの向きもおよそ30度変更したことから南高田駅からS字カーブで入線することになった。お蔭でスピードは抑えられ、バンク角も取らざるを得ない羽目になった。同じ経験をしたのが富山駅に入線する北陸新幹線、先日の試乗会でも試乗車は富山駅近くではスピードを殺しながら、車体のバンク角を大きくとりホームに滑り込んでいった。今の普通電車と同じであった。
夕闇迫る5時、散歩一人旅に出る。コース内にある商店の壁面には「軽減税率で安定した生活を」のポスター。公明党のポスターだ。更に進めば、下に示したように色あせた自民党の安倍総理のポスター、そしてその足元には「日本を守ります。故郷を守ります。」たかとり修一氏のポスターが無残にも雨風に打たれて地べたに横たわっていた。党員の目に触れないのだろうか。
西川農水大臣の辞職問題に揺れる自民党にとって、そんな暇はない・・とでも言いたげだ。
それにしても選挙に金は必要だ。金の問題で要職を辞退すること自体馬鹿げている・・そして、献金や分配された政務費で製作したポスターを大事にしない人も。これ皆税金であり、献金であることを忘れたのだろうか。もったいない話である。