4/4 しし16の日、観桜会場は如何に
99、90.86、91、85、86、99、73 ここまでくるとお分かりだろうが市内で昨日まで逝去され、役所に届け出のあった亡くなられた方々の生前寿命のお年である。皆様長命であり、筆者もここまで長生きられるかと錯覚を起こしそうだ。が、男性の平均寿命はやっと80歳、女性は86歳だっただろうか。しかもこの数字は健康寿命でではなく、寝たきりや突然死、自死など多様な人生行路の集大成の結果であることを忘れてはならない。
昨日から妻のいない家はがらんとしている。動かない空気、朝起きても出てこない朝食、すべてを占有できると喜んだのもつかの間、まさにロビンソンクルーソーの心境を想像しながら居なくてわかる妻の大きな存在を痛感した二日目の午後3時半だ。
筆者これからワンカップとつまみを持って観桜会場へ もちろん一人で
確か昨年まで観桜会場まで走っていたシャトルバスに乗るべく上越高田インター入口の旧バス停に行くもそこはモヌケの殻、今年から上越妙高駅に替わったとのこと。新駅のデメリットの一つが見つかった。しかたなく自力で高田公園へ。
先ほどまで吹いていた北風も止み、程よく照り付ける太陽が県外のお客を呼び込んでいた。
しかし、花は1分咲きから満開と場所と種類でまちまちである。
大音響で目が覚め、引き寄せられたのはイベント会場でのロックバンドの演奏。
やけのやんぱちの出演者の口調で振り向けばそのわけが納得。お客少ないのである。
本日土曜日なれど花の咲き加減が今ひとつ、じじばばや宴会モードの会社ぐるみの人々も見えずの公園であった・・・。花ロードもご覧の有様
しだれ桜、忠霊塔のそばには今はやりのLEDだろうかきれいな光のページェントが展開されていた。
親子でハート枠のLEDに染まっていた。
西日に映える極楽橋上に人の往来は激しく
いつもなら咲き誇る桜花で見えなくなる高田城もはっきり見え
園内にショバを得た露店はところどころでは稼ぎにならぬとブルーシートでほおかむりの体
公園入口に陣取った大型食堂、毎年この場所が定位置らしくないもの以外は何でもあります・・と
強気の構えだが店内を見ても客は一人もいなかった。
今どきの若い娘は「ひとり何何」を平気でやるらしい。一人旅はもちろん、一人カラオケ、一人食事(これって個食or孤食?)、一人宴会Etc。そこで筆者も若くはないが定番の一人宴会なるものを始めた。花は今ひとつだが春の夕暮れ、ゴザを引かぬがイベント会場の椅子をお借りしてスーパーから調達してきた宴会用品を広げてつぼみの花を愛でワンカップを開けた。妻無し故おにぎりまで用意したが結局おにぎり代わりにワンカップの追加となった。
世紀のて天体ショー始まる
花に酔わず酒に酔いながら帰宅すれども我が家は暗し、天空を見上げれば天変地異の前触れか、月が三日月になっていた。しかも少しずつ痩せ細っていくではないか・・思い出したのが皆既月食であった。月が食われてやせ細る様である。確か8時過ぎ、東の空から南の空に移動しながら欠けていくのである。一眼レフを出しながら前回の観測撮影を思い出しながら2階ベランダに構えて撮った写真がこれ・・・。
世紀の天体ショー始まる
撮影開始は午後8時半だったろうか・・・。