5/10 季節はめぐり、世事は多く
人間あるけなかうなったらおしまいよ・・は本当だ。
今日はいつもと違うコースをいつもと違う時間で歩くことに・・。金谷山に向かって歩き始める。向橋集落を横切る。ここには青田川と並ぶ大きな河川がある。「儀明川」だ。上流には数年後多目的ダム「儀明川ダム」が作られ、上水道や農業用水の取水も行われるとか。仲町通りと本町通りの真ん中を通る大事な川である。近年酒否鮭の遡上も確認され、きれいな川になってきたとはもっぱらの評判だ。
川を横切る大きな橋は北陸新幹線の高架橋、糸魚川方面に向かって金谷山トンネルの入り口にあたる。
少し進めば筆者「こでまり」だろうか、白いまりのようなかわいらしい花が随所に見られる。清楚な花である。
また少し進めば、民家の塀に被さるようにピンクの色をつけた「ハナミズキ」も盛りとなった。
コメリやナルスにその多くを明け渡した場所はもともとは水田。買収を免れた土地には今年も春がやってきた。トラクターによる代掻きが始まり、逆さコメリや逆さ南葉山を映す水田に変身していた。
この日の午後は満を持してのフライト、ここ数日の天気は曇りながら風はやや強く冷たい。小型飛行機やグライダーは非力で飛行中止の憂き目に遭うこと度々である。今日はエンジン機ゆえ風に負けじとワンフライトに成功す。意気揚々と車を自宅に向けた途端爆音と共に降りてきたのが自衛隊のヘリに非ず、海上保安庁のヘリ、隣の「やぶの川辺公園」筋向いの県防災施設脇のヘリポートに着陸。
何事かとスマホを構えながら駆けつけると今しも救急車が横付け、患者をヘリに乗せすぐさま離陸していった。きっと新潟市の病院だろう。ヘリからみれば当方は単なる野次馬のおじさん・・と見えたことだろう。
息子が3人、孫は8人、つれあいを含めると14人。お誕生日はめまぐるしく回ってくることおびただしい。本日孫娘にお誕生日記念の祝い品々を送ったのと入れ違いに息子たちから鉢花が届いた。そういえば今日は全国的に「母の日」。記憶にないくらい幼少の頃母に先立たれた筆者に母の日はない。甘えることも駄々をこねることも封印された幼き頃の記憶は欠落したままだ。ばばや姉がもっぱら代理母の役割を担ってくれた。妻も早く母を亡くしたこともあり、子供たち、孫たちただけは寂しい思いをさせたくないという強い想いがあるようだ。「貧乏人の子だくさん。孫だくさん」を地でいくような我が家だが一年数回の息子・孫たちの帰省が楽しみ。花に添えて届けられた息子夫婦の母を想う気持ちにばばの心はしばし癒されたようだ。正に子供・孫は「かすがい」である。