5/14 難しい子供の育て方
朝日新聞の「折々のことば」欄に掲載された言葉である。
正にルソーさんの言う通り。子どもは時代の申し子と言われるようにその時代を鏡としながら育ち大人になっていく。「環境が人を育てる」と言っても過言ではないくらい、人間、特に子どもたちはその生い立ちや家庭環境、ひいては社会環境に大きな影響を受ける。悪しきことをしてつかまった大人でさえも「生まれ落ちた時代・社会が悪かった」と嘆く。
お金がなければ、自分で調達し、工夫しながら自分で作り、自分で遊ぶ、そんな中から創造的な子どもが育ち、我慢を覚え、先を見通せる子どもができる。苦労せず楽しめるおもちゃがそばにあり、バーチャル(仮想現実)の世界にのめり込めるゲーム機、体験学習を意図的にセットしなければ経験できなくなった今は昔の時代背景、どこかおかしくないか?と言いたくなる世界に住む子どもたちに未来を託すのは無理なのだろうか。
久々の顔についぞ現役世代に戻る我
OB会の総会があった。きちんとネクタイを締め、しっかりとした足取りの先輩たちが三々五々集まってきた。どの顔もあっちの学校こっちの学校でお世話になったお顔ばかり。年に数回の会合や研修会、旅行会などを実施する団体だ。会の目的は「神木否親睦と共励」とか。楽しく集い、楽しく余生を過ごすことが一大目標。幹事としての役職をいただいて4年が終わる。毎日新聞(毎日新聞ではない)やチラシを見ては仲間の訃報をチェックするややダークな役だったがこれも数日前の総会をもって解任となった。筆者の視界がまた大きく開けたようだ。
この時期、散歩コースに見られる草花は多い。毎年お目にかかる見慣れた花だがこの花は手ごわい。同じように見えるので「あやめ」か「ショウブ」か「かきつばた」か。植物苦手の筆者には「きれいだね」としか言いようがない。
先週の散歩コース、周辺の田んぼは代掻き真っ最中であったが昨日の散歩では、かわいい小さな苗がしっかりと植えられ、水も張られ、水面を吹く風が心地よかった。