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言葉はその時々の世相を反映して意味が変わる、という。変わってこまるのは学生時代に一生懸命勉強し国語の文法を金科玉条のごとく頭に叩き込んだ昭和や大正、明治生まれだ。
一例を挙げれば「全然・・・だめだね。」の否定系が出るはずの言葉が「全然・・・いいね。」、
「全然・・おいしかった」など、トンカチで頭を割りたくなるような言葉の乱れは何だ。
国語学者は言う。「言葉の使い方はその時代時代の流行と密接な関係があり、使用が過半数を取れば市民権を取ったも同じ。」とつれないお話。
本題の「心肺停止状態」の用語だが、これまでは事件事故では使われなかった言葉であり、違和感を覚えるのは筆者だけではあるまい。水泳や海水浴などで溺れて息をしていない人を診て「心肺停止状態」なら分かるが・・・溺れて数時間後に病院に搬送し医師が診断を下すまでの間を心肺停止状態とは言い難い。素人が死亡の診断を下すわけではないがメディアは病院やドクターが死亡の判断を下すまで「心肺停止状態」と言い続けるのだろうか・・・同じ事は火災で亡くなった方についても同じだ。
石垣島で稲刈り、越後ではやっと田植え
そして沖縄では本日が梅雨入り宣言・・狭いようで広い日本の気候分布。南北に伸びる細長い地形がこの多様な気候をもたらす元凶である。
地区の小学校では毎年5月20日に学校田の田植えを実施する。田植えをする学年は5年生と決まっており、今年も29名の児童と職員数名、それに手助けを買ってでたのは我が町内の老人会の10名である。植えるのはもち米で名前は「こがねもち」。植える苗は田植え機用で5センチから8センチと短く、持ちづらい。しかも植えこむ本数も2本と限定され植えづらいことこの上なし。老人会長への挨拶で作業は始まった。
「コロガシ」とか「コロ」とかいうこの6面体の型枠、大人二人でころがすことに。借りた田んぼは五畝というところか。
筆者も入った田んぼ、素足は1年に一回のみ、この田植えに限定。子どもの歓声が周囲にこだまする。
昨年はまだ田んぼが深く、足を取られた男子数名が尻もちを着く惨事に見舞われたが今年は該当者はなかった。
田植えが終わった頃を見計らって、昨年もち米を作った経験者6年生が「こびり」というそうだがもち米で作ったおにぎりを持参引き継がれたやさしい気持ちの表現がこれ。筆者2個もいただく。美味である。
この写真きっと卒業アルバムや学校だよりに載ることだろう。筆者の姿は右端に散見する。意味のないモザイクに加工してしまった。