5/24 明日は我が身か
新緑を吹き抜けるさわやかな風、子供の歓声がこだまする運動会が終わった翌日は、世の無常に引き戻される。同じ年でOB会の幹事を共にこなした仲間の葬儀に臨む。
故人の仁徳、実績を示すように参列された方の数はおよそ200名を超えたろうか。言葉数少ない方ではあったがそれだけ、心の内を表現する術(すsべ)を持ち合わせていた、俳句だったという。葬儀場の後ろには故人が生前、仲間とそして病床に臨んで詠んだ多くの名句が紹介されていた。
午前11時30分、快晴の空に少しばかりの白い雲、故人が現生から黄泉の国へ旅立つ区切りの出棺の儀が大勢の見送りの中で行われた。80歳の平均寿命を待たずに71歳で人生にピリオドを打った故人の旅立ち、多くの参列者は自らのこれからを真剣に考えたに違いない。合掌・・・。