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9/12 災害列島日本の行方は?

 水害のこと 
線状降水帯という初めて聞くこのネーミングの現象が今回の大洪水の元凶だという。しかも、この現象、今後地球温暖化が進むにつれて、洪水が起きるときには必ず出てくるという。今回は反時計回りの17号台風から放出される強風と日本海高気圧の勢力が東進する秋雨前線を阻み、同一場所により多くの雨を長時間降らせることによるもの・・・と、気象庁は報じていた。
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 来る年も来る年も台風は決まって日本列島をターゲットにして突き進んでくる。加えて火山の爆発、地震の勃発も容赦がない。
 これら異常気象に端を発する災害・被害は多くの国費を費やし、国力を疲弊させるばかりである。
筆者は思う、何故災害の多い日本は減災・防災にマッチした建築物の構造や建築場所を選択しないのだろうか?。例えば雪害は突然にやってこない。じわじわと筆者たちのように豪雪地帯に住む人々を苦しめる。対応策としては、耐雪仕様の家屋を建設する。豪雪地帯に家を建てない。である。
だが、平地の少ない日本、多くの国民は先祖伝来の土地から離れられず、ある時は背中に急峻な山を背負い、前には深い谷川を抱えるケースが多い。いったん豪雨になれば崩落する山とともに谷底へ飲み込まれるケースは枚挙に暇(いとま)さえない。
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 また、川の傍に住む住民の中には、地形を顧みず、造成された住宅地に無頓着に移住するケースも多い。記憶が正しければ濃尾平野では木曽川や長良川の中州に住む人々が「輪中」といって中州の中に高地を築き、氾濫する川水から家や田畑を守る工夫がされていると社会科で習ったことがある。毎年洪水に見舞われる地区では、家の中に小舟を備え付け、氾濫したときにはこれに家族が乗って避難するとも・・昔の人々の生活の知恵とも言うべき歴史的文化遺産だろう。これも社会科で習った日本の各地の人々の暮らし方だ。もちろん「雪国の暮らし」では高田の大雪がしっかりと載っていた。
 毎年自然災害で失われる多くの尊い命、そして、破壊される社会インフラ、つぎ込まれる税金のことを考えれば、住居建築に一定の縛りがあってもいいのではないだろうか。高台に住むこと。川と山に囲まれた狭隘なところには住まないこと。原発の傍には住まないこと、等々である。さしあたり筆者など豪雪地域の高田など住むべきでないと答えが出そうだ。
 
 
by m-gamano | 2015-09-12 20:30 | 我が家のこと | Comments(0)

幸せ探して


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