10/10 週末はじいさんとなって
秋の風情が日増しに濃くなる10月半ばの三連休、千葉勢5人が帰省してきた。上越の夏を満喫して帰っていった筈だが、四季折々が盛りだくさんの上越は高田、中でも南高田地区は、これから紅葉も下山してくるとあって、上越を田舎を持つ上京組にとって帰りたいコールは口をついてでるそうな。折しもこの三連休には毎年のことながら本町の花ロードが待ち受ける。孫連れ、宇喜世の傍に開設されたカニ道楽の店から一ぱい500円のカニを数はい買い求め、孫共々本町の歩行天に紛れ込んだ。デザインに凝った花三昧、職場のカラーを出し切った作品群、本町店がほこ天に出店し売らんかなの匂いがプンプンの作品等々が歩行者の足を止めていた。
つせんだってまでスーパーや菓子店などの商魂にのった輸入イベント「ハロイン」がここにも出現していた。外国版おばけを見れば大分前だが日本の高校生がアメリカの民家を訪問した際、「とまれ」に応じず、射殺された痛ましい事故。人は言う、日本古来の地元のお祭りを大事にせず舶来の意味不明のお祭りに踊ろされるのか・・と。とどのつまり商業ベースに乗り、引っ張られてしまう日本人の軽さが原因だと。それにしてもこのかぼちゃはかわいくもありよくできている沖見の里からの出品物。
これも花かと思わせるような無機質な造形物、よくみればアルミ缶を開いて切り込みを入れ、接続したもの。よくぞ頑張ったと技能賞でもあげたいくらいの力作である。
これも息子と嫁さんの共同作品という生き物。名前など読んでくれない元気印の三人孫「にいがたのじいちゃん・にいがたのばあちゃん」が耳にこびりついた二泊三日千葉勢の越後への長距離ドライブ顛末であった。
総括だが・・・孫たちは日に日に大きく、知恵もついて大人に成長する・・・半面じじばばは、日に日に気力体力が衰えていく。生き物の運命とは言え、孫を迎え、抱き上げ度にその思いを強くする昨今だ。
いつの日か「倒産否父さん、母さん・・・じいちゃん、ばあちゃん・・おぶってあげるよ・・」の優しいい一声が聞きたいものだ。古希を過ぎ節々(ふしぶし)が「コキコキ」鳴っている筆者のぼやきは続く。