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10/20 高田城址公園は小春日和に包まれて

市民グループの中には、高田公園ではなく「高田城址公園」に改名しようという動きもあるやに菊否聞く。確かに現存する城はなくても全国には城址公園と名の付く公園は多い。筆者当市に移り住んで49年になるが直江津市と高田市が合併して上越市になったくらいの史実しか知らない。
 ネーミングからすれば「高田城址公園」も「いいね。」と言いたいが、全国に名高い「三大夜桜の名所高田公園」の名前を変えるにはハードルは高い
 さて、その高田公園だが本日も早朝より快晴が快晴を呼んで外気温は22度超え、やはり暑い。
そして、カメラ担いで撮った極楽橋はなぜか「のっぽ」だ。お濠(ほり)の水位が下がったために、筆者の口を借りるなら歯肉が後退し、歯だけがやけに長くなったと表現しよう。 
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レンズを三重櫓に向ければ四月の宵に見る白い桜花はなく、黄色く染まった欅の葉と赤く染まった桜の葉が白と黒のモノトーンの三重櫓を囲んでいた。
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 数か月前まではこのような青葉若葉に包まれ、年の頃なら二十歳であった数多(あまた)の樹々。
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レンズをさらに引けば城は欅の枝と茶葉に覆い尽くされその姿は見えない。湖面に落ちた桜と欅の入り混じった花筏(はないかだ)ならぬ紅葉筏(もみじいかだ)が秋の風情を保っていた。
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 花見会場で大いに盛り上がった内堀土手には無粋にもすでに冬囲いの竹が置かれ、これから迎える冬将軍に備えていた。
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西堀の蓮の花と茎と葉は全ての成長を止め、種と化し、その他は茶に変色し地下茎に養分を蓄えていた。小春日和ながらプロムナードの作品群を鑑賞する人の姿はなく、 ただ茶色の蓮の枯れ姿だけが秋風に孤立していた。
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 夏の暑さにも負けず仏を迎えるがごとくピンクや黄色の花をつけた蓮の花はすでになく、その茎は水面に倒れ落ち、申年(さるどし)の開花に備えていた。
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 年々歳々咲いては朽ちる花々だがその姿・形は変わらず、年々歳々池に写る我が老いたる姿・形に人生の無常を感ずるは筆者のみに非ず。弱気に背中を押され淡き桜色の蓮の花にあろう筈もない来世にすがりたくなる筆者である。
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Commented by yuurakus at 2015-10-20 22:59
yuu
高田公園の紅葉進んでいますね!
綺麗に写真撮れて居ますね!
Commented by m-gamano at 2015-10-21 20:14
yuurakusさんへ 暖かい日が続きうれしいです。定点観測地点ではないが定点撮影地点の高田公園へ行ってきました。四季折々の表情を見せる公園です。yuurakusさんのように海の近いところもいいですね。
またのお越しを。
by m-gamano | 2015-10-20 14:58 | 我が家のこと | Comments(2)

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