10/30 我が家の小さな秋
その昔、誰が言ったか定かではないが仕事が終わったら(退職)これまでパスしていた地域の仕事や社会貢献をせねばならないと・・・耳たこのごとく聞かされたこと多し。
根がまじめな公務員、なんの疑いもなく、アフター60からは町内会の役員やボランティア活動の片棒を担ぎ、社会貢献や地域貢献をしたと・・自負し自己満足の域を出ぬことが多し。
よく考えてみればトドのつまり自分のためでやったと分かりかけたのが10年後の古希、来年こそは全ての対外的な仕事を辞め、自分の世界に首まで漬かろうと念じるも世間はそう甘くなかった。
意思薄弱、おだてに弱い気質が災いし、はちゃめちゃの内に今年も終わりそうだ。
晴れの今日、妻は近場のある所からバケツ一杯の銀杏を拾ってきた。拾い過ぎて処理に困った挙句の果てがこの鉢物、昨年の結末だ、小さな鉢に捨て置かれた銀杏はもやしのごとく競って芽を出し、間引きもせぬままこの状態に。間引きかわいそうが半分、見合うだけの鉢を調達できなかったのが半分、さて、この紅葉をどう処理するか・・・間違っても大木にしてはならない・・・これが大原則。
来春も必ず迎えられると我が人生に何の疑いも持たずに2階ベランダの柵を外し補修のペンキを塗る作業は半日続いた。周りを見渡せば新築の家は押しなべてアルミ仕立ての格好いいカーポート。雨風に限らず雪にも強く、手間要らずのこのカーポートは今やなくてはならぬ必需施設となった。
我が「がまの亭」だが間伐材の丸太を組み、急こう配の自然落下式に作ったはいいが毎日道路に落ちる雪とブルが押し付けた雪でその排雪には苦労するばかりだ。東北生まれの筆者、越後の雪には負けた。水分をたっぷりと含んだ重たい雪の除排雪にはほとほと泣かされた50年間である。老いてなお更である。
そして関田山系の山並みはすでに紅葉が下山を始め、PC仲間のシンボ氏からは信越トレイル踏破の紅葉の便りが届いた。転載させていただく。