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6/22 はまった坊主めくり

老人のほとんどは気力・体力の衰えと戦うのが常。金のある人はテレビを見ながらやれ「セサミン」だ、「コンドロイチン」だ、「シジミパワー」だ、[DHA」だと忙しい。
そして、近所の仲間と「事務否ジム」通いが日課だとも言う。
 金のない人は自力で歩く。一日1万歩をめどに相当遠くまで歩くとも言う。
 筆者はそのどちらにも属さず、周りがほとんど女性ばかりの市の「サロン」に週2回通う。二回で300円、お茶とお菓子がついてくる。話はほとんど合うことはないが男好きの人もおり、たまに話の仲間に入れてもらう。
 火曜日の2時間は、例によって筋トレ・脳トレでスタート。一番悩ましいのは脳トレだ。
両手の動きをわざと「反対」にしたり「ずらし」たりすることで脳がこんがらがって活性化するというから「いじわる運動」としか言いようがない。
 この日お茶会の後写真のような「埃取り」の掃除用具を毛糸で作った。静電気で埃や綿埃を吸い取ろうというもの。与えられた材料で作るのだが・・・なかなか手ごわい。
講師さんの手元が見えなかったり、話が軟調否難聴気味で聞こえなかったり、高齢者のサポートの指導も面倒だと痛感した日であった。しかし、出来上がれば大変重宝な道具。
ちなみ筆者の作品は色も鮮やかな右から二番目。不揃いがあるがじじの作品に付きに免じてお許し願いたい。
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お昼に終わった「サロン」「上越高田」インターチェンジ傍を通過中、南の空に見えた白い雲と黒い雲の異様な取り合あわせ。黒雲の下の駐車場には今にも大雨が降りそうな気配を感じた。
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一夜明ければ、そこは21日、午前は月一の「傾聴ボランティア」へ。傾聴ボラとはいったが筆者の場合、そのほとんどは映写会だ。ここの福祉センターのデイサービスは、ほとんどがお風呂に入るらしく、朝一番到着のご仁からお風呂が待っている。入りたくない人もいるのだろう。映写会をしても途中でお風呂に時間を取られ、虫食い状態で見る映画など頭に残る筈もなく、昔の銀幕スターを見て興味が湧く程度のようだ。
本日の映画は小津安二郎監督の「麦秋」であった。長編の2時間」もの。原節子、笠智衆、東山千恵子等々大物俳優の揃い踏みである。
ロビーの掲示板は時期ものの「あやめと浮草,カエル」の作品が見事に飾られていた。
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午後には長男と孫一人が帰省。
彼の言い方が振るってる。「気分転換に帰ってきた。」と。よほど疲れたか、親の顔を見たくなったか、気分転換と言うが千葉と高田間はかなりの距離。一緒の孫は義務教育諸学校ではない5歳の保育園児。今年から現場を離れ行政職となった息子に土日はなく、振休の使い方に戸惑っているようだ。
 孫は早速じじ栽培のトマトにキューリ、ナスにピーマン、オクラにと水くれ、と優しい。

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9人分(分)の1の孫、ばばにぴったりとくっつかれ、自作のシャボン玉発生器を試していた。この日、午後から急に大風は吹き荒れ、シャボン玉は吹かずとも腕を上げるだけで大空へ昇っていった。

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今どきの子どもの遊と言えばゲーム機。大人がスマホをいじくると同じく、子どもは自然一杯の野外に置かれても小さなゲーム機にはまるご時世。
我が家のタブレットも孫のおもちゃに変身。「このゲームインストールしていい?」のおねだりに「無料ゲームだけだぞ」としつこくジジ。年金暮らしの生活に無理無駄は許されない。「もったいない」ばかりが口癖となってしまって久しい。
 夜は、じじばばとパパを含めて4人、古典的な遊び「坊主めくり」にはまる。これで長い夜はどうにかクリアーできる我が家だ。
孫を見て我が老年を痛感したじじばばであった。


by m-gamano | 2017-06-22 22:00 | 我が家のこと | Comments(0)

幸せ探して


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