何が怖いと言えばドクターの検査結果の通告ほど怖いものはない。6月、かかりつけの医者にてこの頃恒例のことながら胃カメラを呑んだ。(昔は口から呑んでいたが今は鼻から吸い込むと言ったほうがいいのか)。その結果を聞きに行く。
細胞を採取して生検するのであるが、その間2カ月、がん細胞があれば事前に連絡がある筈と高をくくっていたがやはり、心配でドキがムネムネする(?)。
蛇の前のカエルのように縮こまって、結果を聞いた。
「異常は認められませんでした。」のご託宣である。「ホッ」と胸をなでおろした蚤の心臓の筆者であった。
この時ばかりは、酒も控えよう、夜更かしもやめよう。肝臓をいたわろう‥と思うのだが一夜明ければ、悲しきかな凡人故、元の木阿弥に戻るまでさして時間はかからなかった。
「本日混んでいるので、待ち時間は約1時から1時間班です。」の看護士の御声、それならばと最近ご無沙汰した上越妙高駅に出かけた。
西口の温泉掘削作業は、未だ櫓(やぐら)が鎮座しており、やけに時間がかかると訝(いぶか)る。
その内温泉ではなく、マグマでも噴き出してくるのではないか・・・と心配は留まることを知らない。
帰宅後東北地方でまた、地震があったとの報道あり、政治だけでなく、列島の基盤まで揺らいでいる昨今、先の読めない弱い日本を真の辺りにして筆者も心細い国民の一人だと知る。
西口の展望テラスから妙高連山を望む。四季折々の山並みに見とれる旅人の姿がちらほら。西口に高層ビルは建ててほしくないものだ。
西口駅前ータリーの一等地に構える日本レンタカーは優等生。そして、西口左駅口に建築のマンションも優等生。予定の半分の高さに抑えたようだ。
その西口に昨年度からできた通称呑兵衛長屋(筆者の勝手なネーミング)「フルサット」だが、その存在価値は見いだせない。
先日ここに糸魚川市のお茶の老舗がオープンするとのことで挨拶に回ってきた。
「こんなところでお茶は売れないよ。」と糸魚川を多少知っていた筆者は辛口を申し上げた。駅構内ならいざ知らず、1階に降り立って、歩いてお茶でもないだろうと浅薄な感想を述べてしまった。
そして、表題のアパホテルの情報である。東の2階連絡通路から見るべきものは何もない。そこで目を付けたのか、「アパホテル」の全国展開の出店である。
へんなクレーンが動いていると思い看板を見ればこれである。
この「アパ」、パインバレーにて、アパリゾート上越妙高を展開している。冬季や夏季に大イベントを立ち上げて大勢の集客の実績を残している。昨年夏は、大規模なLEDのイルミネーションでゴルフ場を飾り立てていた。筆者孫を背負っての同行だった。疲れだけが記憶に残った。もう一つ思い出した。それより数年前、これも夏、ここから観光飛行でヘリに乗り、野尻湖まで遊覧飛行を楽しんだ経験もある。わずか10分間、5000円で命を懸けた実機によるフライトであった。