読書の秋、食欲の秋、実りの秋、今は秋、秋は動物、植物等生物の営みが成就する大事な季節である。
卑近な例で申し訳ないが、昨日4日は我が家の次男、そして、本日5日は我が家の妻の誕生日だ。御(おん)年は言えないが読者の皆さんには想像がつくことだろう。人が生まれるメカニズムは神秘的で科学の論をもってきても摩訶不思議としか言いようがない。
「お母さんの子でよかったよ。」「生んでくれてありがとう。」等々、親子の絆がいかほど固いものであるかを示す表現は山ほどある。
と
よく聞かれる人間評価のお手本とも言える言葉の一つにこんなのがある。「その人の評価は、生まれではなく、生き方にある。」と。
こんな定規に当てはめると衆議院選挙に出馬した立候補者の何人が後段の評価に耐えうる立候補者だろう。また、その資質をもった立候補者を何人の国民が選挙で選ぶことができるであろうか。
日々、どたばたと無為に生きる筆者は凡人だが、古希を過ぎ、先の見えた今、回り右して自分の軌跡を見つめ直したい心境だ。これが階段の踊り場とすれば、踊り場はさしずめその人の「誕生日」だろうか。祝いの「おめでとう」に心のこもった「一品(ひとしな)」を添えて祝いたいものだ。