10/27 日産に続きスバルも信用失墜行為

日本の産業の中でも中心的な存在で経済のけん引役を果たしてきた自動車産業、その物づくりの基礎が制度疲労のせいか自民党の一強によるたるみせいか、このところ日産自動車の隠蔽に引き続き、神戸製鋼のデーター改ざん、そして、また新たに堅い会社と言われてきたスバルまでもが、出荷前の自動車の検査を無資格者にさせていた事実を30年間も隠蔽してここに至ったと信じられない事実を露呈した。

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 どこまで掘り返せば伝統的な日本の商業モラルは、本来の健全な姿を見せるのか、社長が頭を下げればいいというものではないことは自明の理。
 車は安全性が第一、この車を購入したユーザーがテストドライバーをさせられたのではたまったものではない。言語道断である。 
 神戸製鋼の製品を使った工業製品には、新幹線や航空機もあり、同社のアルミや胴が多く使われているという。安全虫否蒸し否無視の経営体質がここまでは蔓延しているとは驚きである。
 下のマークを今初めて知った。コベルコと言ってたと思うが、キャタピラーなどと同じく
土木用の重機製造の会社のマークと思っていた。が、神戸製鋼のマークととは今知ったばかりだ。

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朝のスバルのニュースを聞き、終日考えた。たどり着いた結論がこれである。これら一連の不祥事の根っこには、「あるべきもの、社員の守護神がないことに辿り付いた。社内に健全な組合が存在しなかったことにある。」と断じたい。
 ある一定以上の規模の会社は、そのほとんどが「労働組合」を組織化している。
組合は、労働3権を持ち、経営者側と労働条件の改善や福祉施策の向上、賃上げなどの要求を対等に協議で求め、労働者の立場を確固たるものにする団体。
 しかし、不況の波に押し流され、筆者が職に就いた頃(昭和40年代)に獲得した多くの労働条件や給料、福利厚生の権利のほとんど剥ぎ取られてきた実情がある。
 経営者は言う、組合を「働く場があっての組合、働く意欲のない組合かぶれなど勤労意欲のないごくつぶしの場」だと攻めた。職を失いたくない、経営者側からにらまれたくない。安保闘争の下火もからまって、組合運動も闘争も下火になってきた頃からと筆者はとらえる。組合の組織率は低下し、非正規職、パートの増加はこれを加速させた。

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 結果は、どうなっただろう。組合あっても御用組合、経営陣にべったりの弱いものいじめの組合になってしまった結果引き起こされたのがこれまでの事件・事故、如実に示している。
 最近では、電通の新入女子社員が考えられないような時間外勤務を強いられて自殺した。近くでは 新潟市民病院のこれまた若い女子社員が多くの時間外労働を強いられて自殺。全行的には、その他多くの類似した例が挙げられる。そのほとんどが、自己申告による時間外勤務であったと会社はうそぶく。自己保全にキュウキュウとする組合、この状況を経営陣にぶつける力もやる気もない。世のため、会社のために自己犠牲となったこの人たちだ。

同じように例は教育現場にもある。児童生徒の自殺問題である。
 学校現場での組合組織化率は更に低いという。
 筆者など新卒で現場に入った翌年にはあろうことか、分会長に祭り上げられた。いつも指導を受ける校長先生に盾突いて、禁止されている「ストライキに入ります。」と申し入れしたものである。
 話をもとに戻す。日本の優良大企業がこのように国が定めた輸出に係る重要な約束ごとを何十年もいい加減にしてきた・・・などと考えられない。内部告発はなかったのか、経営陣には最も大事な商人魂はなかったのか。人もやっているから我が社もやってよいと思ったのか。
今日本の会社を「はたきではたけばきっと知られたくない埃(ほこり)がたくさん出てくることだろう。」
 人は安心安全を求める。経済にも、日々の暮らしも、そして会社に対しても、加えて今の政権に対してもである。結果を選挙に見る。与党は大勝、組合を活動母体にできなかった野党は分裂し大敗した。民意を革新という旗にして国民に提案できなかったからである。と筆者は考える。
奢れる者が陣頭指揮する大きな会社の基礎が砂上の楼閣のごとく、ボロボロと崩れていう様を見た思いがする筆者だ。                          筆者の疑問を記す。




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by m-gamano | 2017-10-27 07:18 | 世の中のこと | Comments(0)

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