昨年の夏から嫌な天気が尾を引いてここまできてしまった。ここ数日新潟は小雪が風に包まれて少雪の高田を包み込んだようだ。見舞いに駆け付けた兄の状態は落ち着いたのか連絡は未だにない。落ち着いてくれればいいのだが、万が一の時は再度の見舞いに気を遣い電話をしない、とでも考えているのだろうか?気がかりは続く。 新聞紙面は13年前に起きた東日本大震災のその後の被災地の復興や復旧状態、加えて災害難民となった被災者の人たちのその後の生活状態や落ち着き先など今現在大きく報道されていいる能登半島の避難状況が比較しながら報道されている。
どちらも報道の視点はハードの面とソフト面、そして被災者の心の変化がどれだけ大きくダウンしてきたか13年間にスポットを当てて報じている。
私的なことで恐縮だが、体調不良で福島の病院に入院した兄貴の住んでいたマンションは11階建てにも拘らず、補修改修工事は行われてきたが、玄関ドアを支える壁には未だにヒビがか入り再修理しているところだと言う。東日本大震災後に福島を襲った数回の地震は補修工事を妨げ、住民にも大きな不安を植え付けてしまったように思える、そんなマンションで一夜を過ごした。エアコンや石油ストーブはあるものの、窓からは隙間風が入り込み、関東地方のお天気同様とてもとても暖かい夜を過ごすことはできないと悟り連泊は止めることにした。災害列島日本に大地震&大津波の危険がなくなることはない。併せてこの国土の上に建設する構造物で安心して使える住まいはない。原発の建設などはもってのほかである。
毎日テレビを見ているが、最近気になるのが地震速報の字幕スーパー、能登地方に限らず、茨城県沖及び、北海道など時と所を選ばず、日本全国いたるところで地震の規模は小さいが有感・無感を問わず地震が起きていることを知らされる。恐ろしい国土の上に住んでしまったものだ。
休憩
■今日3月12日、テレビは本日のことを語呂合わせで「さいふの日」と伝えていた。大人なら誰もが持つ財布、そしてなくてはならぬ必需品、筆者の財布は中身が少なくて困り果てている。収入源は年金一本だからか?
■嬉しいニュース
それはアカデミー賞に日本の2作品が選ばれたことだ。
中でも宮崎 駿監督の長編アニメ映画「君たちはどう生きるか」は宮崎監督の受賞作品の2作目。とても素晴らしいだろうと思うばかり。宮崎 監督はこれ以外にも多くの長編アニメを制作しており、それも自然と人間がどう関わりながら生きるか? 社会派的作品にも見えるが一般的なアニメとは一線を隔しているように思える。
本編はどのような作品だろうか?封切りが待ち遠しい筆者だ。
そして,視覚効果賞に入賞した「ゴジラー1.0」はちらりとその作品をみたが、単なるアニメ映画とは違うように見えた。
筆者も現役時代は、子どもたちに映画会社が制作した同じアニメだが、少しずつずらしたセル画を確か一秒間に24コマ送り、滑らかな動画に仕上げて見せる映画で学校の勉強を教えていた。しかし、アメリカ製のデズニー映画の滑らかな動画を見た時は驚かされるばかりであった。今の時代はデジタル化した画面をプレゼンに使うので更に細かな動きを再現できるようになった、加えて音声も効果音などに工夫が加えられ、臨場感あふれる映画に仕上がっているようだった。
受賞した二作品は生きている間に自分の目でしっかりと鑑賞したいものだ。