1/20 大寒は凪
そして、これは雪国の消火栓。雪深いこの地では低い消火栓では使いものにならなず、冬用と夏用の二つの口がついている。建物のない所に消火栓など不要な筈だが来年この角度からこの景色は拝めないという。ホームセンターが建ち、新幹線の高架橋など見えなくなる。まっ、見納めというところか。
晴れた今日も屋根に積もった雪を見てやきもきするお年寄りは多い。体力のないお年寄りは屋根雪の少ないうちに、雪の軽いうちに雪下ろしをしようとするのだそうだ。しかし、雨が降った後の遺物つららを見ればこの有様、見た目よりも雪の重さは相当なものだとはお隣の軒が語ってくれた。
早朝4時から5時頃に除雪車が通る。前日きれいにどかした玄関先の雪だが、見れば硬いドンコロの雪がどっかりと鎮座、分かってはいるが憎たらしい所業だ。これは団地のあちこに見られる除雪車が押した雪の跡。
雪に覆われ、しばし望むことのなかった南葉山、西に没する夕日を頂に、まるで後光が射したように神々しい姿だ。
夜の帳(とばり)が下りる頃、はるか彼方の孫から「今度の休みに田舎へ帰るよ。」との爆弾電話。正月に帰ったばかりの孫台風の余波も収まらぬのに今度はスキーに乗せたいと親の里心?・・パブロン一瓶飲んだが治りそうにない正月明けの風邪。もう一瓶追加せねば・・・。来て良し帰って良しの孫ご一行様にじじとばばはまた張り切らねば。