9/22 地球にドンにガクッ!!
走だけでやめとけばよかったのだが、この時悪魔の声が聞こえ、「飛ばしてみたら?」と誘う。6人の親子連れの一団が去った後エンジンのかかった愛機とプロポをかかえ堤防下の滑走路へ、機種を風上に向けスロットルを全開し離陸を試みる。
機は10メートルも進まぬ内に機首が上がり、速度がなく上がり切れずに失速の気配、慌ててエレベータを引いて上昇させるもループ(宙返り)に入ってしまう。機体は進行方向より左にそれ、太陽の中に入ってしまった。機体は見えず最悪のパターン、姿勢が分からずさらにアップを引けばそこは堤防の上、歩行者用のアスファルト面の上、ループの終わりの下降の状態でアスファルト上にドンと激突。ペラは真っ二つ、エンジンは機体から分離、主翼も左右とも機体から分離する有様。散歩の一団が帰らぬうちに愛車に放り込んでほっと一息。
「やっちゃった・・」の一言である。夜なべして作り直した愛機がわずか10秒で「オシャカ」と化してしまった。記念すべきGWの出来事であった。下の写真は本機ではない。まだ飛ばせる1機がある。
本日はこれで終わりではなかった。一機墜落させてしまい「居直り」の筆者、今度はモーターグライダーにチャレンジした。風が強く、軽量のグライダーにはちょっと無理かなと心配もしたがそこは慣れた機体、視認性もよさそうで手投げで風上に投げる。モーターフル回転させ、風から逃げないように風上に向かって真っすぐ方向舵を調整し続けた。上空に上げてはモーターを切り、滑空させながら再度モーターを回し高度をとること2度3度、風下から筆者に向かって戻るように姿勢制御に専念した。強い風のために対気速度が速く、機体はなかなか前進しない。足元に滑るように着陸させたとたん、堤防上からは拍手、誰かと思いきやジョギング中の若者。墜落後の拍手だけに照れながらも嬉しさはひとしおの筆者であった。