生の演奏がいい。目を閉じて、名曲の一部だが、数曲近くの小学校体育館で聴くことができた。
題して「東北電力スクールコンサート」である。演奏者は新潟市を拠点に活動する18人編成の「新潟ーアルス ンーヴァ」。若手を多く起用した元気のいいグループ。
この事業のサポートが東京電力でないところが嬉しい。この手の演奏会は、毎年、巡回演奏会と称して僻地や文化事業に縁遠い学校で行われる。
楽器の種類や音色、演奏の仕方などを紹介する体験学習の色彩も持ち合わせ、集まった地域の人たちにもおおいに喜ばれた。
昨今、テレビやラジオなど、およそ生と言う言葉に接することの乏しい我々、そのほとんどが疑似体験であり、バーチャルである。新潟市や長岡市に出向いて著名な音楽家の演奏や生の歌を聴くことはない。
我が町内会館の話だが、築13年経つもいたってきれいである。ただ、劣化の激しい大広間の畳と1階の会議室の畳。今どきの近隣の会館の床のほとんどが板張りか であり、高齢者のことを考えて立ち机と椅子仕様に変わってきた。
我が町内会館、築年は二桁しか経っていないものの急速に進む高齢化を予想できなかった当時の役員ではなかったろうが、今思うと早めに手を打っておけばと後悔も残る。
しかし、そこは日本人、大広間に低い長机、座布団無しに座った畳の感触はなんとも言えない、極楽気分である。
今回は表替えの筈であったが、裏面が結構汚れており、畳表を全て替えることとなった。
この畳自慢ではないが、たばこの跡など一つもないのが自慢。酒こぼしは数知れずだった。
この大広間数年前から、座椅子を準備し、腰やひざの痛い高齢者には喜ばれている。