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10/26 奇跡に近かった安田フリージャーナリストの帰国

世界の世情が混とんとしている。サウジアラビアの公舎に入ったジャーナリストが殺害され、その経緯にサウジアラビアの皇太子の関与が取り沙汰されている。
 一方日本とってこんなこともあったのか、と目を疑うようにフリージャーナリスト安田純平さんが3年間余の長きに亘ってシリアで拘束され、先回拉致された日本人二人が殺害された例から見ればあろう筈もなく拘束を解かれ、無事帰国を果たした。


今回の安田さんの騒動に限らず、海外で拉致問題や拘束事件が勃発する度に沸騰する議論が、国民や国を巻き込んだ当人に対する自己責任問題である。
それには、今だ不明確であるが身代金を支払った支払わない・・・とする風評がまことしやかにツイッターやSNSに載ることがある。
確かに渡航先としては危険とレッテルが貼られる地域なのにジャーナリストとは言え、のこのこと掴まりに行く低い危機管理意識で出向いて行っていいのか、との厳しい声は多い。
しかし、世界で今起きている生々しい内紛や戦いの実態を世界に報道し、戦争を無くす環境を整える一つのきっかけづくりに寄与していること確かだ。
これらを考える時、それだけの危機を犯して得た取材の成果にはそれなりに評価すべきことだと筆者は頷ける。

 西に目を遣れば、イギリスEUから離脱しようと画策し、世界の安定を欠くから留まれと避難をあびている。
一方アメリカはアメリカでトランプ大統領は、持ち前の「アメリカファースト」を前面に掲げ譲らず、対中国に対し「高関税」を突き付け,日本にも同盟国にも拘わらず貿易不均衡を旗印にして日本車等の輸入に高い関税を課そうとしている。
中国とアメリカの貿易関税の応酬は世界の貿易摩擦に火を付けたがごとくに貿易戦争になりつつある。

トランプ氏も次回の選挙を気にしながら相手陣営に揺さぶりをかけ、我が方へ票の獲得に躍起のところであるが、その足元から今度は、自らの陣営に反対する相手陣営に手製爆弾にも似せた郵便物を送り、恐怖を覚えさせる人物が出てきた。オバマ前大統領やヒラリー元国務長官など民主党の有力者に次々と送ったというから恐ろしい。銃規制の甘いアメリカにおいては、気違いに刃物ならぬ銃が大勢を占めている。従ってアメリカは建国以来、自らの身は自らの手で、というように護身用に銃の所持は当たり前、犯罪はもとより、小さないざこざが即銃乱射を招く恐ろしい国である。
日本は銃規制がされてはいるが、最近刃物による殺傷事件が続く。孫が両親や祖父母を殺害する。道で行き交うだけの環境で「むしゃくしゃして人を殺したかった。」と、理解できない理由で殺されることが多くなった。その内日本全土が監視カメラに取り囲まれる時代になりそうで怖い筆者だ。




多国間貿易から自国に有利な二国間貿易に軸足を移そうとするトランプ大統領の経済優先のかじ取りに「世界の警察官」を標榜したかつてのリベラルなアメリカの気質は見られなくなった
同盟国アメリカに寄りかかっていた日本の行く末は、決して蜜の味とはならないことが明らかになってきた。極東の島国の日本の立場は、陸続きの欧米のそれとは違い、北の脅威ミサイルの出現で即戦力を持たぬ裸の王様になりかねないことを如実に示している。
基地が一つの県沖縄に集中する有りえない防衛上のアンバランス。基地あるが故に煮え湯を飲まされてきた沖縄の首長が再度の選挙で翁長氏の遺志を引き継いだ革新系に落ち着いたことから、国と県の熾烈な争いが継続する羽目となった。



by m-gamano | 2018-10-26 13:29 | 世の中のこと | Comments(0)

幸せ探して


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