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1/19 裏日本(?)の言葉を出したくなる日本海側の鉄道事情

 表題の文言が出るような長旅を経験
週初めに受けた兄の訃報、田舎は遠い秋田にありてこの時期は移動に困難をきたす1月。
スタートからつまづく、往路は上越妙高駅から電車に乗り目的地駅下車まで実に8時間という長旅となった。腰が痛く、歩きもままならぬ後期高齢者に突入の筆者にとって、苦痛な旅となった。往路の乗り換えは一回であったが、その一回の乗り換え時間は2分と若者が乗り換えることを想定して組んだダイヤグラムかと慮るほど厳しいものであった。新潟駅のホームは新幹線優先で構成され、重いキャリーバックを引きずりながら150メートル5分の移動である。エレベーターを使ってホームに付いた時は駅員の「今出ました。」の非情なお言葉、高齢化社会を迎える高速交通体系を担うJRの仕事とはとても思えない現実に出くわした筆者である。
写真は、その昔マイカーで追い越したほどの遅い特急「いなほ」の全体像。

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姉が自慢する「我が兄弟に欠ける者はいない。」との自慢が崩れ去ったのは長兄の死去。人の命は「運命、天命、宿命」で決まるとお釈迦様が言ったとされるお言葉を信じて疑わない兄の死去は筆者にとっても大きな転機となった。
 我が兄弟は全国に散らばる里美八犬伝のようなもの。逢うたびに撮った数多くの兄の写真は遺影を飾るに役立ったに過ぎない。在りし日の姿を撮った写真数枚を100均にて買った2Lの額縁に納め式場に飾ったのは筆者のせめてもの気持ち、兄貴に
「ありがとう」の言葉しか出ない。


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田舎の冬は厳しい。新潟のそれとは違い寒さは気温にして数度低く、降雪に傘が要る新潟とは違い秋田の雪は横から頬を殴りつける地吹雪。
葬儀は越後の浄土宗とは違い禅宗、ドンシャンに木魚が加わる賑やかな読経。聞いた話では「一休さん」も禅宗という。

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仏心(ほとけごころ)も希薄な筆者、仏教は葬式仏教と軽んじていたがその恐れが身近に迫った感ありてこれからどうするか考えさせられる帰省となった。

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ここに来て歴史の勉強をすることになろうとはつゆ知らず。
日蓮宗、曹洞宗、浄土宗の三派に別れると知った。

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今はただ、天国に召された兄の冥福と4年間毎日二回兄の介護に施設に通った義理の姉のこれからの幸せを祈るばかりである。

在りし日に 背なに負ぶいし 我が身体 羽に隠れた ヒヨコにも似て」 





by m-gamano | 2019-01-19 20:23 | 世の中のこと | Comments(0)

幸せ探して


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