三連休の中日、子どもではないが学校へ行かなくても済む嬉しい日となった。
ここ数日夜なべ仕事としてラジコン飛行機の機体に付属品を乗せ換える作業に従事。
と言っても数年前に比べたら集中力は勿論のこと目も指先も恐ろしいほど廊下否老化現象は進んでいる。
当日は、新人の筆者を加えてクラブの飛行会に集まったのは総勢12名。移籍した筆者は紹介され、皆から快く受け入れてもらえたようだ。
飛行会は午後3時に一応のお開きとなったが、記念写真がこれ、当然筆者はいない。それぞれ本日持ち寄った愛機を前に墜落無し、けがなしの一日に感謝し、家路に就いたようだ。
この日の飛行会に参加してしばらくは目の保養となった。
きれいに仕上げられ、今は離陸を前に翼を休ませる・・はて
誰の飛行機だろうか? 新人故名前は分からない。
この写真は、一人で持参した愛機4機である。軽量&電動機故静か、環境にやさしい飛行機ばかりである。最近はエンジンをふかしてビュンビュン飛ばす機種は影を潜めてきた。
周囲の環境に配慮するようになったが故、趣味と言えども周辺の地元の理解を得ないとフライトは無理である。
これは、スケール機で旧海軍の戦闘機「ゼロ戦」である。国防色故に目立たないが、臨場感あふれる飛び方をしていた。
スケール機は操縦が難しく、落とせばその費用は大変な負担となると言う。プラモデルとは違うのである。
この飛行機は軽量の電動機ながらフライトは軽快で安定性抜群、なんでも三軸ジャイロ搭載で全てをこなせるという優れ物だそうな。価格は聞かず仕舞いであった。
これはカルマートという練習機、初心者がはじめに巡り合う機種、筆者もこれは何機愛機として関わったか。操縦しやすいといってもそこはド素人、高翼・低翼を含めると5機か6機は地球に激突っせ、敢えなくばらばらになった機体だ。
この日、組立の具合を見ていただくつもりで持参したのだが、そこは玄人集団、あれこれ直し、調整し、バッテリーを充電し、燃料を詰め込んでフライトまで進んでしまった。オーナーは見ているだけの存在。そんなオーナーをしり目にベテランの手によって難なく離陸、大空を我がもの顔で飛び回っていた。
筆者が操縦するのは次回からと楽しさは先延ばしとなった。
ほとんどのオーナーは新作でフライト前に愛機の記念写真を撮ると言う。離陸したらその無事な機体を手にすることはできないかも知れない、という不安からだと言う。事実筆者も過去に夜なべして完成させた愛機を処女飛行で墜落させた苦い経験を何回もしてきた。
この日もフライト前に期待を機体に掛け、写真に収まった。ややひきつった顔からその心情がお分かりだと思う。
人は言う、「大人のおもちゃだね。」と。