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9/29 早口言葉は情報量をとるか、情報の中味をとるかの闘い

 年をとったせいで聞こえが悪くなったのか、最近報道やバラエティ番組の放送内容が聞き取れなくなってきた。よく言われるが年寄と会話をしていても分かっているのか分かっていなくてもニコニコして了解のメッセージをする人が多くなった、と聞く。
 確かに加齢とともに聴力や視力の衰えは如何ともし難く、情報が把握しずらく分かったふりをしてその場スルーの癖がついてきていることは確かだ。
 次第に会話の中から遠ざかり、端っこで一人ぼっちの世界に閉じこもるようになってしまう。
 しかし、聴力の衰えだけで情報の把握が難しくなったのだろうか、筆者は単にそれだけの理由ではないと言いたい。
 昔の放送に比べて今のアナウンサーの話し方は大変上手になり、滑らかになってきた。と、同時に話す情報量が断然多くなったと思う。民放ではニュースの間にコマーシャルを入れなければならず、視聴者に理解してもらうために、説明調の部分を多く話す必要に迫られることも確かだ。 
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 放送は時間との闘い、与えられた時間内に意味が分かるように表現するならば、早口にならざるを得ない。
 結局視聴者が分かろうと分かるまいと早口で終えてしまうまでとなる。
 ここで聴力の衰えた人や話し方の未熟なアナウンサーのサポートに出てきたのがテロップ(字幕スーパー)である。
ラジオ放送ではできない手法で、これだと難聴者にはよく分かるようだ。
そのためか、最近の動きの速いバラエティ番組や早口の話し手の中味はこのテロップを結構多用しているようだ。
 筆者も難聴気味になり、どうして音量が大きくなりがちになる。また、ある人はテレビと自席の間が遠くの場合、自席の前のテーブルに小型スピーカーを起きて重宝していた。
 番組をスポンサーなどコマーシャルの時間になると宣伝のためかCMの音量だけを大きくしているようだ。
思わず低く下げるのだが、お一人用の小型テレビを独り占めする気持ちも分からぬでもない。
 うるさすぎて思わず電源スイッチをパチンと切る。
突然の静寂のほっとしたことは何回あっただろうか。
テレビは静かに見聞きしたいものだ、の願望は歳をとったらいつも思うことだ。


上越教育大学前の藤新田付近の田んぼでは、晩生コシヒカリがやっと刈り取りされていた。ここ数週間雨に祟られて雨の合間を狙っての刈り取り、長く伸びすぎた稲が穂を垂れて刈り取りも大変との声を聞いたのはち先だって。今年は何もかも異常である。
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by m-gamano | 2020-09-29 20:02 | 世の中のこと | Comments(0)

幸せ探して


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