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12/29 嵐の前の静けさ

 語呂合わせから入って恐縮だが、本日は12月29日、肉の日かあるいは憎たらしい日か?どちらにしてもあまりぱっとしない日になりそうな2020年も押し詰まった29日が今日。
 一番気になったのが表題に挙げたがお天気がこうも静かに何事もなかったかのように終日コトリとも風は吹かず、当然雪雨なし、快晴とはいかなかったがお天気で日向ぼっこでもしたくなるお年寄りが多かった筈。
筆者は別のことを考えながら午前中を過ごす。

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 昨日既にアップした中味だが、本日9時から筆者の仲間で同期、M氏の葬儀が市内Y葬祭で行われた。
 今年の葬儀は何処もそうだがコロナ禍でセレモニー会館で大勢の親類縁者や友人の見守る中での告別式は執り行われない。当然M氏の葬儀も密を避けるために、一般の方々は1時間で受付とご焼香を済ませて散会することになる。丁度一年前M氏宅を訪問し、筆者の話を聞いてもらい、励ましてくれたのもつい昨日のことのように思い出される。あのふくよかな顔立ちと恰幅のいい姿は何処に行ったかのごとく、厳しい闘病生活の様が横たわる姿から拝察できた。思わず「早すぎたよMさん、もっともっと楽しい時を過ごしかたかったよ。」と声にこそ出せなかったが最後のお別れをしてその場を去る。ここ十数年、月一回盃を交わすくらい親密な仲間だっただけに別れ難く、仲間同士忍ぶ会を開こうと約束し散会す
 人間は生まれた時から死が待っていると言われる。理屈では分かっているつもりでも、一人ひとりの一生は読めない。運命・天命・宿命により定められていると言われても未だ納得しない筆者など、何時になったらお迎えがくるのか、死よりも老いの苦しみが怖いと思うようになってきた近頃である。未だ老を体験せず次に病気という関所を通ってようやく死に至るようだ。「生老病死」の言葉はお釈迦様の御言葉とか。老いて自分の生きざまを見つめ、反省し、悟り、感謝をして天命を全うする・・・のだろうか。
そのまま帰宅する気にはなれず、年末の高田城址公園にて定点撮影をする。
園内の小径に雪はなく、人影もなかった。

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極楽橋にも人影はなく、太鼓橋を登るのは危険と思ったか又は転倒し骨折し、正月から病院通いは駄目だから行くな!と言われたかどうか筆者は知らない。


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お城はモノトーン。どっしりと構えていた。思わず三橋美智也の名曲「古城」を思い出す。


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帰宅すれば大晦日を明後日に控え、家庭の正月準備など何もしていないことに気づく。追いかけられてやったことと言えば、除雪と雪消しぐらいか、そして班長の仕事でテンヤワンヤの年末に陥ったくらいだ。
 ホームセンターにて生花ではなく、プランターに植える小花「パンジー」や「ビオラを求める。既に雪に一回遭わせてしまったのか80円を30円にまけてくれた。若い女性の店員さんであった。我が家の入口に花はなく、除雪用具オンパレードである。ついでに玄関先の掃除もやることに。雪かまいをし、掃除をし、側溝の除雪と連日の作業に老体はすでに悲鳴を上げている。
 ついさっきまで大根やかぶ、キャベツが植えられていた大きなプランターは雪から掘り出され、玄関先にて小さなパンジーを擁している。正月が少しは明るくなるだろうか。


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側溝に飛ばされた除雪機の雪は、連日の雪解け水で少しずつ溶けている。ただ溶かすだけでは面白味はなく、豆腐を切るがごとく、白いアーチの鉄橋を作る。手前の黒いところが市道でアスファルト、アーチの白いのは除雪機で飛ばした雪、この時の雪は重く、除雪機のオーガは何回も詰まった。怪我をしないようにエンジンを止め作業を行う。怪我で新聞に載らないようにだ。

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by m-gamano | 2020-12-29 19:09 | 世の中のこと | Comments(0)

幸せ探して


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