土曜日になってやっと自由時間が取れる。嬉しいのは現役時代も学生時代も変わらないが、無職になった今は違った意味でまた嬉しい。若い頃は自分の好きな趣味や我が子たちと遊び、家庭サービスができるから、という立派な名目があったが今は違う。老いて体力も使い果たした冬の雪かまいの疲れがこの二日間にどれだけ取れるか心配だからである。
幸い早朝より快晴となり、洗濯は勿論のこと外にてゴミ捨て場の囲いを補修するなど雪消えの後の家の周囲の後始末がたんと残っている。
今日は冬の真っ最中に伐採した隣の空き地の樹木2本の後始末に取り掛かる。一見軽そうに見えた樹だが若くて中味はパンパンで水分満載の重い樹である。
場所を移動し、二本を並べて隣近所のお年寄りの休憩所にすべく移動し並べる予定だが労働力は筆者一人のみ。
仕方なく体力がなければ学力否頭で勝負とばかり、てこの原理を使い長い単管を活用す。丸太の端を使い少しずつだが大きな方の樹を移動した。その写真が下の2枚である。
実践例は数年前だが、伐採した杉の間伐材を数本頂き、1年間乾燥させ、雪が降る前に自力でてこの原理や動滑車の原理を使いカーポートの梁を持ち上げたことがあった。やる気は十分あるが体力はついていけず、少しやっては休み息切れを整えてどうに完了した。
ドカ雪の中で切った木故、地面が分からず消えてびっくり地面はさらに下であった。大雪が見えなかったための誤算その1。大分雪が消えてから切った樹木その2は向こうで地面に近かった。誤算は小さかった。
てこの利用でどうにか広場の端に移動した木2本。もうすぐ子どもやじじばばが休憩するベンチになる予定だ。