あーだこーだと言いながら7月も今日で終わる。東京五輪が始まって9日目、大会の主要な競技は終えた感がする。主催国として、地元日本としていくつメダルを獲得したかは筆者ならずとも一番気にしているのがもちろん菅総理及びその取り巻き官邸団だろう。そして今現在日本の金メダル獲得数には密かにほくそえんでいる筈である。 朝日新聞のデータに見る限り、昨日38日午後8時45分現在までの結果は以下のようになっていた。上位金メダル数10位まで
金 銀 銅 計
中 国 18 9 11 38
日 本 17 4 7 28
米 国 14 16 11 41
R O C 10 14 10 34
豪 州 9 2 11 22
英 国 6 9 9 24
韓 国 5 4 6 15
オランダ 3 7 5 15
フランス 3 5 5 13
ド イ ツ 3 4 8 15
・・・・・・以下に続く・・・・・・・
途中経過ながら日本の金メダルの獲得数を見ても菅総理のイケイケどんどんの気持ちがよく分かる。初めに五輪ありきのシナリを決してひっこめしようとしない総理の胸の内には国際舞台で活躍する日本のアスリートの晴れやかなメダル姿がよほど誇らしく見えたことだろう。そしてそれを押し出した日本国のトップの姿も。
そこには、国民の安心と安全を第一に考えコロナ対策には最善の手立てを講じて終息させる確固たる信念がめらめらと燃え上がっていた筈。
医療組織代表の尾身会長もこのリスを忌避せんがために意をを決して菅総理に直談判を申し入れたが、二人とも相互理解の手形を持たなかったのか合意の接点に辿り着くことはなかったようだ。
考えてみれば最もなこと、競技が始まればそこは国際レベルの試合、日本を応援し、その気持ちは今現在コロナ禍であることすら忘れてしまう。競技には勝ち負けがあり、ドラマがあり、これを応援しながら見守る国民の多くは今自分は「三密」や「新しい生活様式」の最中(さなか)にいることすら忘れてしまうことだろう。
今日・明日にも倒産するかもしれない飲食業や観光業の従事者の喘ぎなど五輪後には全てTHE happy end で終えると思っているのだろうか? 情けない話である。
そう言う筆者もテレビの前では選手の勝敗に何回コブシを振り上げ応援し、勝利に拍手を送ったか知れない。
今若者の感染が突出して多いとデータは示し始めた。政府のこれまでの動きは五輪に留まらずコロナ感染対策も全て後手後手だと指摘し続けてきた。
多くの医療観関係者はメダル獲得に喜んでいる内に感染拡大は未接種の40代から20代へと若者へ移行し、第3波のリバウンドも含めてお盆前には大きな山を迎えることになるだろうと厳しい見方をしている。
歳は争えないもの、後期高齢者特有の口説(くど)きの長文で7月最後のブログにしてしまった。